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アクリル板の膨張について
- アクリル板の膨張による寸法変化の原因とは?
- アクリル板が伸びた後、元に戻る可能性はあるのか?
- アクリル板の保存環境による影響と対策
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樹脂の吸水膨長について、 可能性が高いと思いますので、 再確認をお勧めします。 素材の製造時期を特定できるでしょうか? 素材製造直後(吸水率0%)に加工した場合、 その後に吸水変化(たとえば吸水率0.5%)が出ますが、 これを元(吸水率0%)に戻すことは、 容易ではないし、 現実的でもありません。 参考URLに以下の記述があります。 「年間通じて湿度差が50%RHあれば、飽和吸水率差が約1.0%となり、図2より長さの変化は最大0.2%になる。(1mあたり約2mmの変化を温度伸縮以外に見込む必要あり)」 > 一定の温湿度に放置しても、元の寸法には戻らない為、 湿度に関して3日間は短いと思うが。
他の回答者さん記述内容の他に、保管方法によっては(熱)クリープ現象で延びたことも 考えられます。 確認してみてください。 直近は、クリープ現象ですが、他にも樹脂特性が上記URLに記述されているので、 初級編から確認ください。
アクリルの線膨張率 7~8×10-5/℃ 10℃の温度変化にたいする寸法変化 1219?×7.5×10-5×10=0.914? 温度差分の寸法変化は見込んでおかなくてはならない。 それ以外で寸法が変化する原因は次のようなものです。 ?吸水による変化 http://www.ichimiya.co.jp/kasei/info_2.html 吸水性 吸水率は、長期間では2%程度あり、寸法変化0.1%(60%RH)~ 0.3%(100%RH)生じます ?成形時に生じた残留歪の開放 スミペックス技術資料 http://www.sumika-acryl.co.jp/sumipex/material/pdf/mt01.pdf P.37 成形戻り温度 http://www.sumika-acryl.co.jp/sumipex/material/pdf/mt03.pdf 同・施工編 接着後の処理 P.63、P.63 熱処理(アニール)および仕上げ ?は日常の湿度変化よりゆっくりとした変化(呼吸)を繰返す。値は小さい。 ?は適切なアニール処理を施すと落ち着きが見込める。推奨は80℃ 16hオーブンに入れた後に徐冷。 >一定の温湿度に放置しても、元の寸法には戻らない為 終着点の形状(寸法)は <成形時に生じた残留歪> が解消されるまでと決まっており、低い温度では長時間を要するということです。残留歪は目に見えないし測るのも難しい。 アニール処理とは温度を上げて残留歪の開放を早めることで、温度は高いほど早くなるが、アクリルでは80℃が限界。 大物なので入れる温度槽が高価になるのが悩みでしょうね。 http://www.oalab.co.jp/chamber.html こういう所か、県単位の工業試験場を探し、サイズが叶えば安く利用出来ます。
お礼
回答有難うございます。 頂いた情報から、80℃以下で使用する分には問題ないようですね。 ただ、実際には一定の温湿度に放置しても、元の寸法には戻らない為、 他に別の要因があるのかもしれません。
お礼
回答有難うございます。 保管状態は、記載した寸法の板を18枚程度重ねた状態で保管しております。 (1枚ずつエアキャップで包んでおります。) 温度が一定でない為、永久歪みの量が増えているのかもしれません。 他にも、なにか良いアドバイスがありましたら宜しく御願い致します。