三角関数は大丈夫ですね?
・アングルヘッドがXマイナス方向(正面向かって左)に向いている
・穴加工位置をワーク座標系G54(X,Y,Z)=(0,0,0)
・アングルヘッドの曲げ角度 #101
・主軸ゲージラインからアングルヘッド曲げ中心までの長さ #102
・アングルヘッド曲げ中心からコレットチャック先端までの長さ #103
・ドリルの突き出し長さ #104
・ワーク端面からR点までの斜め線軸上の距離 #105
・穴深さ #106
・主軸回転速度 #111
・送り速度 #112
として、各々のコモン変数に任意の値を入力します。
ワーク座標系G54において、
穴加工位置から斜め線上50mm上方の座標(最初の位置決め位置)は
(X,Y,Z)
=([#103+#104+50]*COS[#101],0,[#102+[#103+#104+50]*SIN[#101])
R点の座標は
(X,Y,Z)
=([#103+#104+#105]*COS[#101],0,[#102+[#103+#104+#105]*SIN[#101])
穴底位置は
(X,Y,Z)
=(-[[#105+#106]*COS[#101]],0,-[[#105+#106]*SIN[#101])
となります(たぶん)。
XYZ原点からスタートするとして、
S[#111]M03;
G90G54F[#112];
G00X[[#103+#104+50]*COS[#101]],Y0,Z[[#102+[#103+#104+50]*SIN[#101]];
G00X[[#103+#104+#105]*COS[#101]],Y0,Z[[#102+[#103+#104+#105]*SIN[#101]];
M08;
G01X-[[#105+#106]*COS[#101]],Y0,Z-[[#105+#106]*SIN[#101]];
G04X1.;
G00X[[#103+#104+#105]*COS[#101]],Y0,Z[[#102+[#103+#104+#105]*SIN[#101]];
M09;
G00X[[#103+#104+50]*COS[#101]],Y0,Z[[#102+[#103+#104+50]*SIN[#101]];
とすれば、
ワーク50mm上方→R点→クーラントON→穴底までノンステップF送り
→1秒ドウェル→R点→クーラントOFF→ワーク50mm上方
と動くハズです。
ここまでが初級編。
さらに、ドリルにステップ加工させようとすると、WHILE-DO/END文を
用いた演算マクロが必要となります。
このマクロを作るのは楽しそうですが一寸時間がかかるので、次の回答
者さんにお任せします。
寝ぼけているので、間違っていたらお許しを。
実は、最初R点戻しをG01F1000にしようと思ったのですが、
Z軸穴あけではG00の方が一般的であろうと思い、G00で
回答いたしました。
回答(2)(3)さんのご指摘の通り、XZ同時のG00でのR点戻し
は危険ですので、G01が正解ですね。
>>やりがいがあります
マクロを覚えると、結構マニアックなことができるので、
楽しみながら頑張ってください。
お礼
早速詳細な回答有難う御座いました。三角関数は基礎は判りますので、この計算式を何度も見返し理解してみます。頭の中を現役の学生時代に戻さねばならず大変そうですが、やりがいがあります。 回答有難う御座いました。参考にさせて頂きます。