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超硬のせん断面について
- 超硬のパンチやダイで材料を打ち抜くと、せん断面がきれいになる理由を解説します。
- 超硬のせん断面の美しさは、超硬材料の特性によるものです。
- 超硬のパンチやダイは非常に硬いため、材料を綺麗に切り取ることができます。
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他の回答者さんも記述していますが、研磨した新品のパンチやダイで材料を打ち抜くと、 せん断面がきれいになります。 そして、超硬は硬さが硬いために、新品のまま持続する時間が長い。 磨耗で、表面が劣化し難いので、切れ味が持続するが、簡単な理由です。 納得したら、ジャッジして閉じましょう。
超硬でなくても、研磨したての刃物(SK材とか)でも せん断面は綺麗にすることは出来ます。 ただし、使っているうちに、切れ味が悪くなるのが早く、 ある程度使ったところでの、超硬とそれ以外のもでは、切れ味に差が出て 超硬のほうが、切断面が良いです。 それはパンチやダイの、使用による、磨耗が超硬以外と超硬では 差が出ることによります。 磨耗した刃で加工すればせん断面は悪くなります。 パンチ&ダイは、両方の隙間(クリアランス)が、 切れ味に(切断面の形成に) 非常に影響します。 加工する材質によっては、 (鉄なのか、プラスチックなのか、厚みはどの程度のものか) 磨耗によるクリアランスの変化及び刃先形状の変化で、 切断面は顕著に差が出ます。 もしかすると超硬以外の材質では一回の加工で、刃先形状が 変わってしまったために、せん断面の切れ味が 変わってしまったのかもしれません。 何しろ、材質云々より、刃先形状とクリアランスがせん断面を決めます。
お礼
丁寧な説明ありがとうございました。
パンチやダイの切り刃の面粗度が,せん断面の状態に影響するようです。 超硬のそれらでせん断面がきれいになったのはたまたま超硬の切り刃の面粗 度が小さかったのではないですか。 面粗度のほかに焼き入れ焼き戻しの仕方も影響します。また超硬では微細化 を図った材料もありますので面粗度が有利な方向に働く可能性があります。 (参考) http://koza.misumi.jp/press/2006/10/280_qaq18.html
お礼
ありがとうございました。勉強になりました。
お礼
ありがとうございました。またよろしくお願いします。