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モータの標高補正について
- モータを標高2500mで使用する際の補正について検討中です。
- JISによると、1000m以下では補正の必要はありませんが、それ以上では補正が必要です。
- 理解ができない点を分かりやすく解説していただけないでしょうか。
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前の回答者さんと重複して恐縮ですが、 標高が高いと空気が薄く薄くなるので、対流による放熱が悪くなること また、気圧に比例して放電開始電圧が下がるので絶縁性能が低下することが 問題点です。(パッシェンの法則参照) 絶縁性能についてはある程度のマージンがあるので、あまり気にしないで 良さそうです。機械的負荷が定格目一杯ではなく、ある程度余裕のある使い 方ならば、温度上昇もクリアできる可能性があります。 その環境で実際に動作させて温度上昇を測定し、巻線の絶縁階級によって 決まっている許容温度に収まっているならば問題ないと判断できそうです。 温度上昇が多少オーバーしたとしても、寿命低下がその機械寿命に対して 許容できるならば、多少の無理を承知で使うという手もあります。 巻線の寿命は、温度が10℃上がると半減すると考えればいいと思います。 例えば、絶縁の種別がE種であって動作120℃以内で使えば40,000 時間の寿命が期待できるとき、放熱が悪くて温度が130℃になったとした ら、寿命は半分の20,000時間程度になると予想されるということです。 (アレニウスの法則参照) その機械が動作する総時間が20,000時間で以内なら、多少の無理がか かっているがその無理は許容範囲というような判断もありそうです。 なお、ベアリングの寿命は別です。上記は巻線の絶縁性能についての検討 です。
すでに回答されていますが参考のために http://www.mohno-pump.co.jp/learning/manabiya/b_class/b2c.html http://de-denkosha.co.jp/product_01_c_05.htm 補正ということでいうと、要は放熱が悪くなるということです。
軸受け部の潤滑方法を確認して、標高2500mの気圧で性能が出るかを確認する事も 機械側から観て必要と考えます。
http://wwwf2.mitsubishielectric.co.jp/melfansweb/ ↑三菱 FAQの抜粋です(サーボモータの質問ですが他も同様) 標高1000m以上でご使用の場合は下記留意点がありますので、 ご使用の際はご確認をお願いします. (1)熱伝導率の低下による放熱性の低下 放熱効果は空気密度に比例し、空気密度は標高100mにつき約1%低下するため、 実効負荷率を相応に低下させて使用して頂く必要があります. (2)耐電圧の低下 例えば、標高2000mでは耐電圧の低下係数が0.9となってしまいます. > 温度の限界値(実際の使用可能温度)の計算方法などはご存じないでしょうか? 分かりません(-_-;) 計算方法はあるのでしょうが その場合 例えば、標高100mで△△だから 標高2000mに換算すれば□□ と言ったような目安程度の計算方法になるのではないかと思います。 理由は、モータの運転温度は標高だけで決まらないからです。 負荷にもよりますし(負荷自身も空気密度に左右されたり されなかったり) 冷却が空冷の場合 羽の形状で冷却効率も変わりそうですし それに、空気密度が下がって放熱が悪くなっても、屋外で気温が下がって 返って条件が良くなったり、温度が下がりすぎたり(あるかどうか不明) やはりメーカーに問い合わせるのが一番ではないでしょうか?
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 温度の限界値(実際の使用可能温度)の計算方法などはご存じないでしょうか? また、上記および耐電圧以外に注意点はあるのでしょうか? よろしくお願いします。