20年前の車載バッテリー充電器のコンデンサに液漏れが発生、代替品はあるか？

2010/03/15 12:47

このQ&Aのポイント

20年前の120v-13.8vの車載バッテリー充電器に使用されているWIMA MP3というメタライズドペーパーコンデンサから茶色い液漏れが発生しています。交換するためにはポリエステル等のフィルムコンデンサを使用することができるかどうか疑問です。
WIMA MP3は半透明なパッケージで黒で印刷されており、サイズは20x5mmで足ピッチは15mmです。耐圧と値、足のピッチが同じなら交換しても問題ないのか、また他の代替品が存在するのか知りたいです。
さらに、硬くて四角いリレーのようなプラスチックの箱型のものも存在しますが、耐熱性などを考慮するとポリエステル等のフィルムコンデンサの方が適しているのかどうかも知りたいです。

noname#230358

電子部品・基板部品
回答数1
ありがとう数2

みんなの回答 （1）
専門家の回答

質問者が選んだベストアンサー

ベストアンサー

noname#230359

2010/03/15 22:35 回答No.1

写真や仕様書を見せて頂いたところ、交流ライン間に接続するいわゆる”Ｘコン”と称するコンデンサのようです。この手のコンデンサは、製品安全上重要部品として位置づけられ添付の仕様書でもＶＤＥ，ＵＬ，ＣＳＡなどに登録されていることがわかります。従って、代替品を探す場合も、まずはこのような安全規格に合致することを条件に、同等の静電容量で同等以上の耐圧（今回の場合は交流の耐圧）が仕様として規定されているものを選定なさることが第一優先条件と思います。現在では、紙を誘電体としたペパーコンデンサはほとんど流通していないと思いますので、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリカーボネイトなどを誘電体としたものから選ぶことになるのは止むを得ないでしょう。電極材料としては、アルミ蒸着のものと、アルミ箔のものがあります。アルミ箔の方が厚さがある分パルス電流に対する耐久力があります。形状寸法が許せば、蒸着ではなく箔を使ったタイプの方が頑丈です。前述のことと必ずしも整合しませんが、Ｘコンの役割は、電源に流出する雑音成分を吸収する役割があります。この点からは、単純な巻回タイプのフィルムコンデンサではなく、等価インダクタンスが少ないエクステンデッドフォイルのような構造や積層タイプが望ましいと思います。細かな心配をごちゃごちゃ書きましたが、Ｘコン用としてカタログに載っているものから選定すれば、まずは問題ないと思います。

質問者