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汎用旋盤でねじを切る時のバイト切り上げ時のタイミングについて
- 汎用旋盤でねじ切りをする際のバイト切り上げ時のタイミングについて詳しく教えてください。
- バイトの切り込み量はどのように決めれば良いですか?一回の切り込み量ではなく、合計の切り込み量です。
- 役立つアドバイスがあれば教えてください。汎用旋盤でのねじ切りは未経験であり、練習を重ねながら学んでいる最中です。
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参考程度ですが、 >一つ目は、ねじの切り上げ部分でバイトを引くタイミングです。 毎回まったく同じ場所でバイトを切り上げるにはどうすれば良いのでしょう? 質問にも書かれていますが、私は外径ネジの場合はワークになんだかの印 を付けてねじ切りをしてます。(ネジの必要長さ分の所にねじ切りバイトで 薄くスジを入れる等) ちなみに内径ネジの場合はねじ切りバイトに印を付けて、その印が ワークの端面に来たら切り上げという方法でやってます。 >二つ目は、切り上げ方法なのですが、ほとんどの参考書には二つの方法が書かれていました。ハーフナットを外す方法と逆転にスイッチを入れる方法です。 旋盤でねじ切りをする時、仮に旋盤の親ねじがミリ使用だとして その旋盤でミリネジを切るときは基本的にはハーフナットを上げて切り上げます。 また、この旋盤でインチネジを切るときは(親ねじとハーフナットの交換は無しとして)ハーフナットは上げないで主軸を逆転させて切り上げます。 ハーフナットを上げると刃物が同じ場所に行かず、ネジが切れません。 ただ、例外もありますのでご注意下さい。 >切り上げたい部分になったら、足踏板で主軸をストップさせながらバイトをひいて、それから逆転にスイッチを入れるという方法ではダメでしょうか? ネジきりが終わってその先にぶつかる場所か無いならその方法でも出来なくは 無いですが、私はこのやり方はお勧めしません。 >ハーフナットを外すタイミングもしくは逆転にスイッチを入れるタイミングと、バイトを引くタイミングは全く同じタイミングですればよいのですか? バイトを引く方が先です。バイトを引かずにハーフナットを外すもしくは逆転にスイッチを入れると材質にもよりますがバイトがかけます。 私はバイトを逃がしながらハーフナットを外すもしくは逆転にスイッチを入れるというようにはやっていますが、実際の時間的にはほぼ同時位なんではないでしょうかねぇ。 あと逆転スイッチでねじ切りをする時、スイッチを正転から逆転にしても 直ぐに逆転で回り始めないと思いますので、段付棒の段の所のギリギリまで ネジを切る時などは注意してください。 低速回転でやってみれば解ると思いますが、正転からスイッチ切→逆転スイッチON→逆転開始という流れが、実際には 正転からスイッチ切→逆転スイッチON(この段階ではまだ正回転)→逆転開始 という流れになりますので逆転が始まるまでにタイムラグがあるように 感じます。 ねじ切りは本当に練習あるのみ、数をこなさないと覚えれませんが、 がんばってください。 長文失礼しました。
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理屈では、上手くはならない。 何百回もやれば、目をつぶっていても、切れるようになる。 聞いて出来るものではない。
お礼
KIYOHIKOさん、 自分もそう思います。 ただ、物事を始めるにあたって、理屈も基礎知識として大事だと思っています。 最終地点はみな同じでしょうけども、ゴールへの過程は十人十色ではないでしょうかね。自分は、せきえいさんとnatuoさんのアドバイスを聞いて出来るようになりましたので、さらなる技術向上を目指して、KIYOHIKOさんのアドバイスのように練習をたくさんして熟練していきたいと思っています。 アドバイスありがとうございました。
>バイトの切り込み量はどのように決めたらよいのでしょう?一回一回の切り込み量ではなく、合計の切り込み量です。 ボルトのねじ山を切る場合は 1.呼び径に見合うように外径を仕上げます。 ※M10の場合φ10.1程度 2.ねじ山をつくり始めます。 3.山の平ら部(外径部)が狭くなってきたらゲージで確認します。 ※慣れが必要 4.入らない場合は適度に追い込み追加工します。 5.入ったら呼び径に見合う程度のガタがあるか感覚で確かめます。 ゲージが無く現物あわせの場合も同様になるかと思います。 数値で許容差内なのかの確認をする場合は、ネジ専用の外測定マイクロメー タ及び三針測定法等があります。
お礼
natuoさん、 全切り込み量の計算の仕方がわかりました。 アドバイス色々とありがとうございました。
補足
natuoさん アドバイスありがとうございます。 私が思うには、例えばピッチ1の時の総切り込み量の値を削る前から分かっていたとすれば、その数値を最終目安に、バイトの切り込み回数を計算してから削れるので、削りすぎ等を防げるのかなと思っていました。P1の時のひっかかり高さは、0.541とJISに書いてありましたので、それ以上は絶対に削らないといけないということですよね?そして、その最終切り込み量前後から現物あわせで微調整をするのが効率的かなぁと思っていました。このような理由から、各ピッチの切り込み量をどのように計算すれば良いのかわからず悩んでいました。やはり計算よりも、ゲージもしくは現物合わせで進めていくのが普通なのでしょうか?
>一つ目は、ねじの切り上げ部分でバイトを引くタイミングです。 印をつけておき、バイトの移動具合を見ながら、印の所で刃先が引けるよ うにその直前で引く作業をします。 ※なれが必要になります。 逃がしが無い場合、超硬バイトを使うと欠損する場合がありますからハイス のねじ切りバイトがいいと思います。 >二つ目は、切り上げ方法なのですが、ほとんどの参考書には二つの方法が書かれていました。ハーフナットを外す方法と逆転にスイッチを入れる方法です。 どちらの方法でも切り上げが先になり、次にナットをはずすか逆転になります。 ナットを外すと、入れるときに親ねじとの関連を出すために目盛りをあわせ てナットをかませるので、私は殆ど入れっぱなしの正転・逆転でやっていました。 正転だけでねじを切る時ですが、 バイトがねじ切りした谷へあわせるため(同じ位置)に、親ねじに連動して 回転しているダイヤルの複数ある位置が合わせポイントへきたら半割りナッ トを親ねじにかませなければなりません。 親ねじのピッチは6ミリあるいは12ミリ(ミリねじの場合)とかあるので 多少タイミングがずれても半割りナットを入れられると思います。 正転逆転の場合 主軸側の歯車と親ねじの歯車は、換え歯車・中間歯車・タンブラ歯車 (正転・逆転・動力の切断等の役目をします)を通して切ろうとするピッチ との関連性が出来ている(計算して換え歯車をその度取り替える)はずです から、半割りナットが入りっぱなしならダイヤルの位置はどこでもよかった と思います。 極端に太いねじは回転が低いので戻す時間がかかります。時間短縮するなら ナットの入り切りでねじを切った方がいいと思います。通常のねじ径でした ら逆転の戻り時間もしれていますから、ナットは入れっぱなしの方がいい と思います(M10等)。 記憶ですので旋盤の取り扱い説明書を一読下さい。
お礼
natuoさん、 先日アドバイスを参考にねじ切りをしてみました。 取扱説明書には、ハーフナットを外した場合、任意の位置でまたハーフナットを噛ませる事ができるピッチがいくつかありましたので試してみたところうまくいきました。旋盤のクセがあるらしく、任意の位置に入れた場合、ピッチがうまく同期しない時もありました・・・。このクセを把握しなきゃいけないみたいですね・・。 正逆転はまだ試してませんが、アドバイスを参考にまたチャレンジしてみたいと思います。 アドバイス大変参考になります。ありがとうございました。
補足
natuoさん、 大切なお時間頂いてアドバイスしてくださってありがとうございます。 やはり、印しをつけてバイトを引くには慣れが必要そうですね。 練習たくさんしてみます。 理論的には、ナットを外すと親ねじとの関連性が変わるので、ダイヤルインジケーターが必要という事はわかりました。natuoさんのおっしゃるように、入れっぱなしでやるのがやはり楽なのでしょうか。自分の旋盤の取説によると、ねじ切りダイヤルに関係なく任意の位置でナットをかみ合わせることができるピッチがいくつかあるみたいなのですが、言葉とおり、メモリをあわせる事なくどの位置でも噛みあわせて良いって事なんですかね? 仕組みをまず理解するのが難しいです・・(汗)
お礼
せきえいさん、 アドバイスを参考にねじ切りしました。うまくいきました。大変お世話になりました。ありがとうございました。全切り込み量の計算方法もわかりました。
補足
せきえいさん 貴重なお時間を頂いてご回答してくださいましてありがとうございました。 近くに聞く人がいないので、大変貴重なアドバイスありがとうございます。 >私は外径ネジの場合はワークになんだかの印を付けてねじ切りをしてます。 ワークに印をつけて切り上げをするという事は、往復台の縦送りハンドルのメモリは全く関係なく、気にする必要がという解釈でよろしいですか?それともメモリも使えるが、ワークに印をつけるほうが分かりやすいという事でしょうか? 今も参考書を読みながら書いていたのですが、新たな疑問がでてきてしまい、大変恐縮なのですが、参考程度に教えていただきたいことがあります。切り込み量の値は、どのように決めればいいのでしょうか・・?寸法表のようなものがあるのですか? よろしくお願いいたします。