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ノギス校正についてのご教授願います!
- ノギスの校正で最大寸法は校正すべきでしょうか?自社ではキャリパチェッカを使用していますが、最大寸法が取れない場合があります。
- 最大寸法の付近点での校正では最大寸法は保証されないのでしょうか?ブロックゲージの校正方法も検討しています。基準器を2つ使用することや作業効率も考慮しています。
- ノギス校正についてのご教授願います。自社で校正業務の管理をしている者です。どうか宜しくお願い致します。
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キャリパチェッカとは、校正専用に組合せされたブロックゲージなので問題なく使えます。ハイトマスタ、チェックマスタでも同様。 測定個所、測定数については、過去質問No.34232を参照して下さい (検索がボロイので新しい質問は掛からない!) これをメーカ検査成績書とか校正手順書で既に決めていたなら踏襲する必要があるが、無いときはキャリパチェッカのレンジ内の都合良いトコ <最大寸法の付近点> で決めてしまうことが出来ます。 特定製品の特定寸法だけ測るような場合はソコに測定個所を持ってくるべきだが、一般的には考慮しません。
ゲージ製造メーカーで品質管理を担当しております。 社内で使用しているゲージの社内校正、お客様からの校正依頼等も担当しております。 先ず初めに、校正時の基準器としてキャリパを用いてはなりません。 キャリパは主に比較測定用として使用する測定器です。 校正である以上求められるのは絶対測定ですから、それには長さの基準である ブロックゲージなどを基準器として用いなくてはなりません。 使用する基準器は、当然校正証明を取っていなければ校正作業自体に意味がありません。 ノギスに限らずどの測定器にも言える事ですが、使用環境上どの部分の精度までが 必要なのかで測定点は変わってくると思います。 そのゲージの使用状況で、最大寸法を良く使うのであればその部分の校正を行わなければ、 校正されている測定器として意味を持ちません。 当社の場合、社内校正時のノギスやマイクロの測定点は基本2点で、最大寸法と1/2寸法です。 0-150mmのノギスであれば75と150、0-300mmであれば150と300です。 ノギスの内測と平行度については、基準測定点を1点定めて、その部分のみで見ています。 ノギスの構造上、測定子に不備がなければ外測精度と内測精度はイコールの関係になります。 ノギスもどちらかと言えばキャリパと同じで、比較測定に用いるゲージで、シビアな測定に使う物ではありません。 1目0.02mmのモデルで有れば、辛く見て1/4目(5μm)程度でしか読み取る事は出来ません。 最後に、校正作業に対して求められるのは不確かさ要素を極力排除した絶対値です。 作業効率を優先するべきではありません。
お礼
ご意見と親切な解説をありがとう御座います。 キャリパチェッカは当時に基準器としてM社より購入しました。 小生は当時は担当外でしたので経緯は分りませんが校正専用として購入したと聞いております。 現在もキャリパ自体はJQA㈶日本品質保証機構で校正を行っております。 トレサビリティ上も問題ないと思います。 JISなどの規定では最大寸法を校正するべきと、特に規定はなく 校正の本来やるべき点はどこなのか知りたい所です。 (M社講習会では3~5点の校正が望ましいと聞きました。不確かさの問題上)
お礼
ご意見と解説ありがとう御座います。 実は顧客意見により「最大寸法の校正をすべき」と言われたのがきっかけです。 もともと社内校正規定のより「最大付近点」の校正と規定しています。 特定製品、寸法で使用するノギスの場合のみ最大点を行うように検討してみます。