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S45CとSUMの熱処理について
- S45CとSUM(硫黄及び硫黄複合高速鋼)の熱処理について詳しく教えてください。
- JISでの熱処理別の記号について調べましたが見つからず、質問させていただきます。
- 熱処理による性質の変化や使用用途、熱処理方法についても教えていただけますか?
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熱処理して焼きが入るには、ある程度の炭素の含有量が必要です。 URLの資料を観ても判るように、S**C材とSUM材では炭素の含有量が大きく異なります。 S25Cでも異なりますが、S45Cでは大きく異なっています。 一般的に、炭素含有量が多いほど焼きが入ります。 SUM材は殆ど焼きが入らない、S**C材で**の数値が大きいほど焼きが入る(硬度が高くなる) となります。
SUMと名付くものは低炭素鋼なので、焼きが入らない。浸炭焼入れは可能。 よってSUMには区分が無い。 中炭素鋼以上では、S45CFなどの快削品種がある。これはJISには無い。 材料段階で区分とは調質材のことと思われるが、下記サイト参照。 >JISで調べても熱処理別の記号などが載っていなかった 上記のように正式規格でないが旧JISにあったのがサイトで流通してます。 http://ebw.eng-book.com/pdfs/fcd196cecb637d3149babd9965fa99c2.pdf 浸炭焼入れはユーザが硬さを望んで実施するのであって、鋼材屋は、出来ますよ、お宅で加工と熱処理はやってね、と言って売るだけ。 浸炭焼入れの実施率はおそらく%台ぐらいでないか。 これら鋼材は形から JIS G3123 みがき棒鋼 を使う場合が多い。 買うときに仕上げと熱処理の指定をしないかぎり 焼きならし+αぐらいのものが入荷する。+αというのは引抜きなど加工で少し硬くなるから。 >SUMの焼きなまし材 と指定して買えばよい。 磁気特性は加工することだけでも変化することがあり、うるさく言うなら加工後に焼なましをすると間違いない。変寸もあるが、小物なら僅か。真空熱処理を使うと殆ど酸化しません。 ■訂正■ × 中炭素鋼以上では、S45CFなどの快削品種がある。これはJISには無い ○ JISには SUM43 など中炭素鋼もあるが、国内では殆ど生産されず、S45CFなどとして 売られている。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 岩魚内さんの参考ホームページの秋山精鋼 SUMを見ましたが 熱処理のところに 標準浸炭条件 焼入 : 830~910℃ 焼戻 : 180℃ と記載しておりますが、SUMは全て浸炭焼入れされているという事に なるのでしょうか?(SUMは全て調質材という事になりますか?) 焼き入れを行うと磁気特性が悪くなるので焼きなまし材を探して いるのですがSUMの一般品には焼きなまし材が無いと言う事になるので しょうか?