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鉄(SCM415)の膨張係数と温度上昇による熱膨張について
- 今回はSCM415の円筒を使用し、温度上昇による素材の熱膨張について調査します。
- 具体的な温度上昇は室温から20~30℃と考えられます。
- また、アルミや銅と比べた場合の違いについても検討します。
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参考に SCM440の場合は12.3×10-6乗です。 SCM415は、SCM440よりも炭素量が少ないので、これよりも僅かに大きいくらいでしょう。
皆さんが、回答しているので、蛇足ですが 、 * 樹脂系は、鉄の約 5~10倍 * 石英ガラスは、鉄の約 1/10倍 です。これ等との組み合せには、要注意です。 また、1mや10m等々の長尺物での使用は、×1000(mm)や×10000(mm)となり、 温度上昇が小さくでも、伸び代を考慮した設計が必要です。 <鉄道のレールで、猛暑の夏に良くレールが曲がるのは、クリアランスが…>、 最後に、設備を工場に夏納入して、正月休み明けに破損のトラブルを経験しました。 組み合せは、石英ガラスと塩ビ樹脂です。長さは、1.2m。 正月休みに、省エネ等で工場の暖房を全部切ったので、-数度程度となり破損。 組付け基準を見直した経験があります。
熱膨張率については、数値よりも傾向で掴んだ方が覚えやすいと思います。 ●鉄は100ミリのブロックゲージを手に握り、温度が1℃上がる毎に1ミクロン強伸びる。 ●銅は鉄の1.5倍、アルミは2倍強。 ●熱膨張は、含まれる元素の値とそのウエイトでほぼ決まる。鉄と較べて高低を考える。 ●モリブデン、タングステン、クロム、シリコンは鉄より低く1/2。他は鉄より大きい → SUS304は鉄より大きい。 SCM415はクロム、モリブデンを含むので鉄よりは低そうだが、割合が低いのでそんなに変わらない。。。
>今回SCM415の円筒を用います SCM系材料は一般では丸材(円筒)しかないですよね。 加工の円筒研削の事ですか? >温度的には室温から20~30℃の上昇が考えられます。 製品の使用時温度の事でしょうか? それとも加工時の温度上昇の事でしょうか? 膨張係数は下記のサイトを参考にされれば如何ですか。 SCMは一般の鉄と大きな差は無かったと記憶しています。