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ネジの表面処理について
- RoHS対応でないネジを廃棄するための具体的な表面処理名とネジの色を工場内の所有者に伝える方法について
- 工場内で使用される試作用のネジについて、RoHS対応を意識するための措置として、非対応ネジの廃棄を行うことになりました。具体的な表面処理名とネジの色を伝える方法について教えてください。
- RoHS対応でない試作用のネジを廃棄するため、工場内の所有者に具体的な表面処理名とネジの色を伝える方法について教えてください
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ネジの場合、RoHSでネックとなるのは六価クロメートですね。六価クロメートは黄緑色をしているので、簡単に言えば「黄緑色のものは処分する」でいいと思います。 徹底的にやるなら分析が必要です。RoHS分析といえば蛍光X線分析というのが常套手段ですが、困ったことに蛍光X線ではCr+3とCr+6の判別ができません。ですので、クロメート処理しているネジを分析すると全部Crが検出されるはずです。よって、詳細分析を行う必要があります。 「"詳細分析"とは何ぞや?」と思われたら、下記URLを見て下さい。
ねじ類のRoHS対応・非対応は表面処理で決まるものではなく製品の供給者がRoHS対応の品質を保証しているかどうかで決まります。そこらへんは大丈夫でしょうか? 表面処理そのものの仕様としてRoHSにひっかかるのは ・六価クロムを含む「亜鉛クロメート」 →黄色~緑を主とする干渉色(玉虫のようなニュアンスの色) ・六価クロムを含む「黒色亜鉛クロメート」 →まともな黒色~緑っぽさがある黒色 (「三価」の表示が無いものは六価クロムを含んでいるものと考えられます。) 黒いネジは黒ニッケルや黒クロームとなら区別できますが三価(環境対応のクロメート)と六価の黒亜鉛は外観で確実に見分けるのは不可能だと思います。 また、現在はRoHS対応として流通しているものと同じ表面処理(ニッケルやクロームめっき他)であってもメーカーや業者がRoHS対応品として供給している製品以外は厳密には「RoHS対応している(部品供給者が品質を保証している)」という判断はできません。同様な意味ではRoHS対応製品の供給が始まる前のストックは厳密には全部ダメ(部品供給者が品質を保証していない)と判断するべきです。 >銀色をしているネジならOKというわけではないのでしょうか?? ですから「厳密には」そのねじの品質を誰が保証するのかが問題になります。 どの程度徹底してやるかは立場によって変わりるはずです。実際にEU圏に輸出する見込みがある立場なら「保証のない部品は使わない」ことを原則にすべきでしょうし、今後グリーン調達に配慮した部品を選定することに慣れればいいという程度なら社内で使うものに関しては「ねじはニッケルめっきのものを選べば大丈夫」でも構わないのではないでしょうか。
6価クロメートで実物を貼り付けた資料がいいですね。
お礼
ありがとうございます。 少しでも分りやすい形でアナウンスしたいと考えております。 画像があれば色など分りやすいですね。
お礼
ありがとうございました。 弊社にて処理しようとしておりますネジは、購入した時の箱などがない状態になっている現状から、確実な判断は難しいようですね。 ニッケルねっきのような銀色をしているネジならOKというわけではないのでしょうか??