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回転数の求め方と旋盤での穴あけについて
- 回転数を求める式はN = 1000V/π×Dです。
- 旋盤の場合、Dはワークの直径になります。
- 旋盤でドリルで穴あけをする際には、Dが0になるため回転数が無限大になってしまいますが、G97を使うことで回転数を一定に保つことができます。
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ドリルで穴をあける場合、 Dにドリル径をいれて、 計算した答えに近い数値を G97S??? と入力すればOKです。
マシニングの場合は工具が回転しますから、工具の径をDと考えます。 仮に径が10.0mmのエンドミルならDは10.0となります。 旋盤の場合は、素材が回転しますから、加工径をDと考えます。 これも加工径が10.0mmならDは10.0となります。 マシニングと旋盤の違いなのですが、マシニングの場合、工具径は変化 (磨耗は除く)しませんから計算式で回転数を出してやると、後はずっと 同じ回転数(G97)で加工します。 それに対して旋盤は切削すると素材の径が変化していきますから、 マシニングのように回転数一定では適切な切削速度が得られません。 そこでG96周速一定の出番なのです。 仮に、10.0mm→20.0mm→30.0mmと段々になってる形を切削する 場合、10.0mmに合わせた回転数で切削すると20.0mmと30.0mmに 対する切削速度はかなり遅い回転となってしまいます。 G96は素材径の変化、つまり刃物の位置によって自動的に周速を 割り出して回転数を変えてくれるGコードなのです。 ※ただし、旋盤でもドリルなどの中心工具を使用する場合は回転数一定(G97)を 使用して加工します。この場合のDはドリルの径になります。
旋盤もフライスも考え方は同じです。 基本的に 旋盤 → ワーク回転 フライス→ 刃物回転 回転して加工する部位の速度です。 >回転数一定の方を使うという・・・ 周速一定と勘違いでは。
貴殿は、混乱しています。 数値を追い過ぎます。 さて、旋盤は、チャックの回転数をどの様に設定しますか? 先ず、ワーク材質とバイト材質で、ワークの切削部の周速を求めます。 ワーク径×π = 円周長さ が、求まり、 ワーク切削部周速にするには、チャックを何回転に設定するか決めます。 そして、旋盤をその回転数に設定するのです。 ワーク切削部の径は、区々です。 回転数が一定なら、径が変わると切削速度(周速)が、変わります。 <これが、回転数一定の方を使うという説明になります>
ワーク回転の場合は、“D”はワーク径ですね. 旋盤で削ろうとしている部分の径です. 旋盤のG96“周速一定”制御において、回転数の算出はX座標に基いて行われ、 この数値に連動して変動します. 周速一定制御では、先の式の“D”はX座標になります. ドリルは基本的に中心を基準に位置合わせするため、 旋盤でワーク回転で穴あけする場合、ドリルをX0に移動して行います. 先の式では分母が0になるため、回転数の算出ができません. 実際にはG96での回転数は、予めG50S__として設定された回転数上限、 もしくはNCのパラメータに指定された主軸の物理的回転数上限までで固定されますから、 周速一定制御中にX座標が0になっても、問題無く主軸が回り加工を行えるのですが、 ワーク回転のドリル加工の場合には、Xを0にしか位置決めせず、 仮にG96モードでドリル加工に入ったとしても、回転数上限での加工になることが判っていますので、 周速一定制御を使う意味はありません.