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そり、ねじれの改善方法を教えてください
- SUS304CSP 1/2H t=0.3に60x40(外形)深さ1.3の角筒絞りを試作していますが、対角方向を軸としてねじれが発生したと共に、曲げ線に沿ってそりも発生しまいました。
- 質問者はねじれとそりの発生を解決する方法を知りたいとしています。
- 金型構造の解決方法についても教えてほしいとしています。
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消去法で、確認してみて下さい。 板の圧延方向の問題なら、 * そり、ひねり、が再現する 可能なら、60x40(外形)を90°反転させて、ブランクして * そり、ひねり、が再現する SPCC材で、絞り、SUS304と略同じ現象になるか調べる 等々で、ひねりや反りの原因が掴めると思います。 そして、対策を講じる手法で、頑張って下さいな!
板の圧延方向の問題でしょうね。 冷間圧延の薄板は、加工硬化によってばね性を得ているので、圧延方向(即ち長手方向)とその垂直方向では強度とばね性が大きく異なります。(高温焼鈍すれば、ばね材ではなくなる) 1/2H t=0.3 及び角筒絞りは様子がイマイチ判かりませんが、H材での曲げでは圧延方向と、垂直側では、スプリングバックが著しく違ってきます。 差の程度については、下記に定性的な説明があります。数値は他品種でのデータしか見当たらなかったので探してください。 ばね材で絞りをするのもかなり疑問ですが、仕方ないなら肩の角度に差を付ける必要はあるかと思います。 それと取り方向を45°あるいは長方形に対して方向性が無くなる角度があるのか?はよく知りません。 因みに、SUS303の冷間圧延の薄板は製造されてません。 すみません。ダイの入り口Rを変えても出来ますが、そうするとフチが鈍るので、パンチのRに方向差を付ける方が適切ですね。 いずれにしろ、ねじれの解消を優先するため、製品の隅形状はその分だけ変わってきます。 この辺はコンピュータシミュレーションで可能とも聞きますが、異方性の強い板に適用出来るかはやや疑問です。現場では絞り具合を見ながらの手修正が殆どではないかと思います。 カットアンドトライしかないと思います。 丸絞りでも出発点では研削でR付けしますが、様子をみて磨いていきOKとなってRの数値を聞かれても、正確なRではないから測定困難で困ることがあります。 角絞りで硬い材料なら、4隅のフチのシワが出やすいと思いますが、その対策を施すにはパンチRも徐々に変化させる必要があるような気がします。それが現状OKなら、数値で2~3ミクロンづつ変えていくだけで追い込めると思います。
- 参考URL:
- http://www.bkeye.com/suscsp/
お礼
早速の回答ありがとうございます。 「肩の角度に差をつける」ということは ダイの肩の角度に差をつけますか。 よくわからなくて、教えてください。 よろしく御願いします。 回答ありがとうございます。 教えた方法でやってみます。
補足
回答ありがとうございます。 「パンチのRに方向差をつける」ということは どういうことですか?この差はどれぐらい適切ですか。 詳しく教えていただけませんか。 以上、よろしく御願いします。
SUS304CSP 1/2Hは、の物性は、以下の通りです。 <加工硬化による、バネ材仕様です> http://www.number7.jp/bbs/banet/thumbnail/banet_483947357.gif?011185 通常は、以下の特性です。 http://www.nbk1560.com/technical/pdf/796_797.pdf さて、SUS304を加工硬化し、硬くした材料を角筒絞りする理由はありますか? また、SUS304は、粘りがある材料です。 角筒絞り時に、塑性変形バラツキを生じさせているのでは? <一部分が、伸び過ぎ、ひねっている> 防錆は落ちますが、普通のSUS303材を使用してみては如何でしょう? その前に、SPCC材で同じ現象が出るかの確認も必要です。 SPCC材類は、絞り加工に適している材料の種類もあります。 それ等を使用して、絞り型を調整する様になるかも。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 材料変更ができないと言えないですけど、 いまの段階で金型構造面の解決方法を考えてみます。 よろしく御願いします。
補足
回答ありがとうございます。 教えた方法でやってみます。