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ピーニング処理について
- 携帯金型でピーニング処理した後、エアブローやパーツクリーナーで余分なピーニング材を除去する方法とは?
- ピーニング処理後の携帯金型に残る余分なピーニング材が原因でじりやすくなる問題への対策は?
- 使えるグリスを一発で除去する強力なパーツクリーナーは存在するのか?
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環境対策、安全衛生対策で四塩化炭素やトリクロロエチレンの類が使えなくなって以来、金型に限らず金属部品の洗浄にはどなたも苦労されていると思います。 ピーニング処理後の洗浄ということは、ショット・ピーニングで梨地仕上げや表面改質などを行った後のピーニング粒の除去か、マスキング材の除去ということになると思いますが、お話の様子ではピーニング粒の残りが問題になっているように思われます。 対策としてはやはり、「ていねい」に洗い落とすことに尽きるのではないかと思います。 たいていは「青ニス除去剤」「パーツクリーナー」などの商品名で市販されている溶剤系の洗浄剤を使用されているようですが、それぞれの製品の成分はどれもはっきりせず、おおむねメタノールと酢酸エステルや芳香族系炭化水素の混和物のようでそれぞれ製品ごとに一長一短があり、落としたいモノの性質と洗浄剤の特性がうまく合えばよいのですが、どんなコンタミでもシュッとひと噴き一発でスッキリと何かのコマーシャルのようなわけにはいかないのが実情ではないでしょうか。 そこで、当方ではそれにくわえて「中性洗剤」「温湯」による洗浄を頻繁に行い、なかなかよい結果を得ています。 中性洗剤といっても台所用に市販されている安い物を適当に薄めているだけですし、「温湯」といっても手洗い場の湯沸器の湯です。この場合、ただ洗剤をつけて湯で流すだけでなく、用向きに応じてブラシ類をいろいろ工夫して使うことが肝心です。書道用の筆、歯ブラシなど日用品が結構役に立ちます。特に、タヌキ毛の歯ブラシは毛先が繊細でシボなどの細かい部分まで良く洗えます。 洗浄効果が高い割には洗浄剤のコストが安いこと、用具が軟質で擦傷の心配がほとんど無いこと、よほどのことが無い限り(油で汚れた手を洗う程度のことで済むならば)洗浄廃液を特別に処理しなくてもよいこと、などのメリットがあります。 デメリットとしては、ブラシ洗いが基本なので比較的に時間がかかること、乾燥と防錆対策をしっかりしないといけないこと(これは溶剤系の洗浄剤を使っても基本的には同じ)。 ほかに、当方でもまだ検討中の段階ですが、エンジンクリーナーなどの商品名で市販されている製品はエアで洗浄剤を吸い上げてミスト状にして噴きつけることができるようなので、グローブボックスのような洗浄ブースを作ってエア+洗浄剤噴きつけでの洗浄や、スチーム噴きつけによる洗浄も有効かと思われます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「中性洗剤」「温湯」を使用されてるとは、以外でした、一回その方法をテストし、検討したいと思います。 スチーム噴きつけもテストしたいと思います。