- ベストアンサー
タップについての質問
- タップについての初歩的な質問です。質問者は、しめきっている状態と下穴をあけるのはどういう意味なのか知りたいと思っています。
- 質問者は、しめきっているとは有効深さを指し、下穴は深さを決めたい用途に使われると思われます。具体的な用途についても知りたいと思っています。
- また、質問者はM4×0.7 下穴貫通不可の場合、現場でどのようなタップを使用するのかを知りたいとしています。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
例えば直方体のある面と隣り合う面に 水を通すための穴を開け(互いに直交する穴)、 穴の口元に管用テーパねじを切る場合には、 下穴がちょうど良く交差する深さを図面で指示します。 この場合、深すぎると水の流れが乱れる心配が あるため特に指示します。
その他の回答 (3)
ねじの下穴深さを指定する場合は、 * 製品強度に影響がある * 製品仕様に影響がある この場合は、“下穴貫通不可”と記述する場合が多い 設計者は、加工側の機械や工具の種類を詳細に把握していないし、 加工依頼も、昨今は価格重視なので、何処へ発注するかが?です。 当然、加工側も機械や工具の消耗を考慮して、M4×0.7 深8に対し 下穴深さを最小にしようとするし、工具も最少時間で加工できる物を 開発して市販しているし、それ等の選択は、加工側でチョイスできる 仕様では敢えて記述はしないが、小生の設計方針です。 <先輩からの教えです>
締結するねじ(ボルト)の長さによって ねじ深さが決まります。 構造上、それ以上の下穴深さが他に影響を与える可能性があれば [ねじ深さは 8mm必要だが 下穴は 11mm ±0.1 で御願いします] と解釈していいと思います。 ※一般的に仕上げタップの先端 2山程度は食い付き部になり ピッチ0.7×2=1.4mm は深く入れないと指定の深さになりません。 ドリル(先端角118度)の深さは中心で11mmとすると0.6mm程度の余裕があります。 ※設計者によって解釈の違いがある場合も考えられますが。
私が図面でタップを指示する場合ですが、 下穴深さを書かない場合は下穴深さはお任せで、 貫通して欲しくない場合は「下穴貫通不可」、 特に深さを決めたい用途には下穴深さ** と書きます。 ご質問の「しめきっている」という意味が 今ひとつわかりませんが、どのような 意味でしょうか? ”M4X0.7 下穴貫通不可”の指示だけだと なんとも不親切な図面になってしまいます。 それだけの情報で加工するとすると、 ワークの素材が柔らかい材料(アルミ、銅系材、樹脂) であればタップ深さが2D程度は欲しいですから 下穴深さは少なくとも8mm以上、 鉄系材のような丈夫な素材であれば1.5D程度と 考えて下穴深さは6mm以上になります。 他の方が書いていたように通常タップには 食いつき部が2P程度ありますから タップ深さ+1.5mmが下穴の最低ラインに なると思います。 ただし例えばアルミのワークで厚さが6mmだった 場合はそんなことは言っていられませんから、 5.5程度まで下穴を開け、タップも出来るだけ 深く入れるという加工になると思います。 タップの先端部を落として深さを稼ぐ手もあるかも しれません。
お礼
とてもわかりやすい回答で疑問が解けました。ありがとうございました。