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冷却媒体について
金型冷却媒体で、簡単に分けて水とオイルがあると思いますが それぞれ利点・欠点を教えていただけないでしょうか? 金型をほとんど下ろすことなく、生産する場合 錆などで冷却回路に影響を少なくする場合はオイルの方が良いでしょうか? 金型構造的視点(鋼材など)の見方でも良いのでアドバイスいただけないでしょうか?よろしくおねがしいます。
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制御される金型の温度はいかほどなのでしょうか。 よほどの事情(150℃以上の高温制御)が無い限りオイルは使用しないほうが良いですね。 水と油の特性、熱伝導性、を調べればわかります。 金型温度分布にバラつきがあっても良いならかまいませんがオイルで金型温度分布を一定にするのは難しいのです。 成形サイクルにも影響し、冷却時間を延ばさねばなりません。 また一方で150℃以上の高温流体を一般成形工場のような安易な設備環境で安全を維持するのは大変な注意が必要です。 この場合はヒーター制御のほうを進めます。 水を使用して型の錆の対策は基本的には水そのものの管理でしょう。 80~130℃程度の場合でも水の方が取り扱いに便利でしょう。 加圧型の温調機が有ります。
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利点・欠点となるとよくわかりませんが、その辺は温調機メーカに聞いた方が早いと思います。 油温より水温の方が、鉄(金型)への伝導良いので水の方がいいと思います。 流速が落ちると冷却効率も落ちますから、懸念されているように錆びはよくないですから、回答(1)さんの言うように水質管理の方ですね。 金型降ろすことなく生産するなら、工業用水やチラ-とかではなく、循環タイプの温調機で専用媒体という手もあります。費用と相談ですが・・ 金型的には、冷却回路自体がどうかです。何も気にしない金型メーカなら、加工しやすさから、何となく真っ直ぐ掘ってあるだけとなりますので、製品に沿って斜めに掘る、タンクにする(噴流とか(スパイラル)バッフル板とか)、など要望して確認した方がいいでしょう。 回路が通りにくい場所には、ベリリウム鋼など熱伝導の良い材料にすることもありますが、ガラス繊維入り樹脂では磨耗します。