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ポンプのリリーフ弁について
- ダイヤフラムポンプと渦巻きポンプの違いは、リリーフバルブの有無です。
- ダイヤフラムポンプにはリリーフバルブがついており、渦巻きポンプにはついていません。
- リリーフバルブは、吐出側のバルブが閉まった場合に過剰な圧力を解放する役割を持ち、ポンプがダメージを受けるのを防ぎます。
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ポンプのリリーフバルブの要る、要らないについては、 渦巻ポンプ、タービンポンプ等のような遠心力を利用して揚水するタイプのポンプにあっては、それぞれのポンプの最大発生圧力は決まっておりますので、通常必要ありません。 これに対し、容積型のポンプであるピストンポンプ、ダイヤフラムポンプ、チューブポンプ等は機械的、或は電気的に圧力上昇を防止する特別な機構がない限り、リリーフバルブは必要です。
ダイヤフラムポンプ構造は、検索で以下に、 http://www.emp.co.jp/structure_01.htm http://www.nikkiso-eiko.co.jp/product/pum/adony.html 渦巻きポンプ構造(原理)は、検索で以下に、 http://www.sanwapump.co.jp/special/story/01_08.html http://www.sanwapump.co.jp/special/why/index.html さて、通常ダイヤフラムポンプは、構造上弾性体の材質を使用します。 因って、ポンプ二次側の圧力が背圧等で、急に高くなると、その弾性体 の変形が大きくなり、塑性変形や破損を起す危険があります。 叉、強度アップ設計をすると、弾性体の特徴がなくなり、ダイヤフラム ポンプに適さない材料となります。 因って、リリーフバルブを付けるのは、通常です。 最低使用圧力も、低目となっている筈です。 そして、渦巻きポンプは、ポンプ二次側の圧力が背圧等で、急に高くな っても隙間があり、一次側に逃げてしまいます。 因って、リリーフバルブを取り付けても意味がなく、渦巻きポンプの 構造上の隙間がリリーフバルブの役割を果たしていて、一次側に圧力が 逃げます。<以上で問題があれば、対策の考慮が必要です>
渦巻きポンプなどは羽とケースに適度なクリアランスを設けてあります。 一定圧以上になれば、その隙間により流体がそれ以上の圧縮に対して 逃げとなり、リリーフと同様の役目をします。 対して密閉型のポンプの場合逃げる隙間が殆どなく限界点まで圧力が上がります。 別の例えですと送風機とコンプレッサーの違いです。 大馬力の送風機では風量は出てもそれほどの圧力は出ません。 小馬力のコンプレッサーならば風量は出せなくても圧力は上がります。
お礼
大変有り難い回答ありがとうございます。