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カーボンとグラファイトの違い
- カーボンとグラファイトは同じ炭素素材ですが、その性質や用途に違いがあります。
- カーボングラファイトと呼ばれることもありますが、呼び名の違いだけではなく、物質の結晶構造や物理的特性にも違いがあります。
- カーボンは非晶質な構造を持ち、柔軟性や導電性に優れています。一方、グラファイトは積層構造を持ち、強度や熱伝導性に優れています。
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言葉の意味だけを調べてみましたので参考にしてみてください。 カーボン(Carbon)とは ?元素としての炭素。語源は下記の「炭」から。 ?炭あるいは燃料が不完全燃焼を起こして生じるスス。 ?工業原料としての「煤」であるカーボンブラック。 基本的には炭素のことをカーボンと言うのだと思います。 グラファイト(Graphite、 石墨、黒鉛)とは 炭素から成る元素鉱物。六方晶系(結晶対称性は、P63/mmc)、六角板状結晶。構造は、亀の甲状の層状物質で層毎の面内は、強い共有結合(sp2的)で炭素間が繋がっているが、層と層の間(面間)は、弱いファンデルワールス力で結合している。それゆえ層状にはがれる(へき開完全)。電子状態は、半金属的である。 軽水程ではないが中性子を減速することができ、中性子の吸収も少ないので、世界最初の原子炉「シカゴ・パイル1号」で減速材として使用された。現在でも黒鉛炉の減速材として使用されている。 構造上α黒鉛とβ黒鉛が存在し、両者の違いは黒鉛層構造の重なり具合の違いである。通常見られる黒鉛は殆どがα黒鉛である。
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大分いろいろな意見が出ていますが、えい、纏めちゃうぞ。 カーボンはCの元素記号にもなってる炭素の英語名詞です。グラファイトは炭素の結晶構造の一つである黒鉛の英語名詞です。 ダイヤモンドもグラファイトもカーボンの異なる結晶構造としての鉱物の形態です。工業的には明確に区別されないことも多く長年の慣習によって使われることも多いです。整流子モーターの整流子はグラファイトが原料ですが磨耗粉はカーボン粉と呼ばれることが多い
お礼
やはり区別する部分はあいまいな感じの様ですね。 確かにそう言われてみると英語名詞はその様になります。 ありがとうございました。
身近なテーマの質問でしたが、回答があまり寄せられていませんでしたので、 ご参考になればと思い、時間も経っていますが、回答いたしました。 炭素材料(carbon)といわれるものは、結晶構造の上からは、全て黒鉛質に 属するものですが、慣習的に便宜上、炭素質(carbon)と黒鉛質(graphite)に区分されます。 【炭素の分類】 炭素 ――― 無定形炭素質 ――― コークス (cabon) | (amorphous carbon) |ー ガスコークス | |ー 無煙炭 | |ー ランブラック | |ー 木炭 など | |― 黒鉛質 ―――― 天然黒鉛 | (graphite) |ー 人造黒鉛 | |― ダイヤモンド (diamond) 無定形炭素質・・・・結晶の発達の程度が低いものの総称 黒鉛質 ・・・・結晶の発達が進んでいる(高い)ものの総称。 炭素材料(結晶化の低い)を3000℃前後で熱処理すると、不規則に配列していた結晶が 規則正しく配向するようになり、黒鉛化へ移行します。 その過程の材料をカーボングラファイト(carbon graphite)と呼んでいます。 個々の詳細内容については、 「新・炭素工業」石川敏功、長沖通 著 近代編集 などをご参照ください。 用語のみの説明になりましたが、参考になれば幸いです。
お礼
ありがとうございます。 なかなかややこしいモノで使い分けに困ります。 炭素の分類で使い分けのイメージがだいぶわきました。
身近なテーマの質問でしたが、回答があまり寄せられていませんでしたので、 ご参考になればと思い、時間も経っていますが、回答いたしました。 炭素材料(carbon)といわれるものは、結晶構造の上からは、全て黒鉛質に 属するものですが、慣習的に便宜上、炭素質(carbon)と黒鉛質(graphite)に区分されます。 【炭素の分類】 炭素 ――― 無定形炭素質 ――― コークス (cabon) | (amorphous carbon) |ー ガスコークス | |ー 無煙炭 | |ー ランブラック | |ー 木炭 など | |― 黒鉛質 ―――― 天然黒鉛 | (graphite) |ー 人造黒鉛 | |― ダイヤモンド (diamond) 無定形炭素質・・・・結晶の発達の程度が低いものの総称 黒鉛質 ・・・・結晶の発達が進んでいる(高い)ものの総称。 炭素材料(結晶化の低い)を3000℃前後で熱処理すると、不規則に配列していた結晶が 規則正しく配向するようになり、黒鉛化へ移行します。 その過程の材料をカーボングラファイト(carbon graphite)と呼んでいます。 個々の詳細内容については、 「新・炭素工業」石川敏功、長沖通 著 近代編集 などをご参照ください。 用語のみの説明になりましたが、参考になれば幸いです。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 これを参考にもう少し追求していきたいと思います。