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ゴムと防振ゴムの違いとは?なぜ防振ゴムが振動を抑えるのか
- ゴムと防振ゴムの違いがわかりません。弾力はあるのに、なぜ防振ゴムが振動を抑えるのでしょうか?普通のゴムでも防振できるのか疑問です。
- 防振ゴムは振動を抑えるゴムであり、普通のゴムとは異なる特徴があります。普通のゴムでも弾力はありますが、防振ゴムはその防振効果が高い点が特徴です。
- 防振ゴムには普通のゴムとは異なる素材や構造があり、振動吸収性が高いです。普通のゴムに比べて振動を効果的に抑えることができます。
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防振ゴムはいわゆる『ゴム』製品の中の一群のことです。 『ゴム』を大別すると、振動吸収を主目的にしたものと、シールを主目的にしたものがあります。 前者が『防振ゴム』であり、後者は『ガスケット』、『パッキン』、『シール』などと呼ばれます。 ゴムのガスケットが機能するのは、弾力があるから、一定の変形量に対して相手物を おしもどそうとする為です。 その為、ガスケット類はシール性を重視します。 熱老化後の物性や、耐油性などについて、使用雰囲気を考慮した薬品の組合せにより、 シール用の『ゴム』が出来ます。 振動を吸収する(抑える)ゴムは『防振、制振性を考慮したゴム』ですので、 他の方々がおっしゃるとおり、一般的にはポリマーの選定と充填材、軟化剤などの組合せで、 低反発タイプの抑えたい振動領域の周波数に特化した『防振ゴム』が出来ます。 (形状要因も無視できません) 従って、高周波領域も、低周波領域も、ともに高減衰率を確保する『防振ゴム』の作成は 容易ではありません。 ちなみに、エンジンのヘッドカバーガスケットなど、一部制振性を要求して 耐熱性も求められるようなものもありますので、 ポリマー(原料ゴム)メーカーのセールスポイントになっているグレードも あります。 また、『ゴム』は基本的に受注生産が多く、 要求される硬度、引張り強さ、伸び、圧縮永久歪、耐熱性、耐油性などの 特性に応じた 配合設計(原料ゴムや添加剤、反応させる為の薬品類の比率を決める)を 行なっています。 要は、『ある周波数での防振性、制振性を出す為に設計された』ゴムが 『防振ゴム』です。
参考に提案します 「振動について」も調べたらどうでしょうか これまでの設計において最も重要な影響を受けた振動に関する資料を紹介します 技術講座「振動と騒音」資料 振動とはなにかーなぜ起こり、どう克服するか リチャード・ビジョップ著(ブルーバックスB-471) 序 工学者は、物をつくり、それを正しく機能させることで満足してきたのである そして、工学者はずさんな考えが生む危険と、一方では正確なほぞ穴に見られるような科学的厳密さを追求すると言うみちを歩んでいる。 機械工学の重要な一分野のほとんどすべてを、この小冊子で記述してみようと思っている。。。。
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ありがとうございました。
皆さんの回答が少し感覚的でしたので。防振ゴムは設計するために、強度や耐熱性、耐油性、そして硬度や弾性率などの規格があり、性能を決めて発注できると思います。 一般的なゴムでは、硬度指定はできると思いますが、 特性の指定が難しいと思います。
お礼
ありがとうございました。
防振するためには、低反発である必要があります。作用・反作用でいくと衝撃を受けて、跳ね返してしまえば振動は収まらないわけで、ショックを受けて跳ね返さない素材が防振ゴムです。ではそのエネルギーはどこにいくのかというと、熱に変換させます。そういった特性があるのが防振ゴムです。 いろいろなものがありますが、代表的なものとしてハネナイトを参照下さい。http://www2.neweb.ne.jp/wd/best-sound/insulator.html http://www.naigai-rubber.co.jp/hanenaito.html
お礼
ありがとうございました。
ゴムには弾力と同時に、減衰性があります。 バネはほとんど弾力みたいな物です。 バネで振動を吸収させようとすると、いつまでも振動が収まりません(へたすりゃ共振)。 振動を抑えるためには減衰性が必要です。 ゲルは逆に減衰性が大きく、弾力はあまりありません。 この二つの性質をうまく持たせた物が防振ゴムです(自動車はバネとオイルダンパーの併用ですね)。 もちろん、減衰させるエネルギーの大きさや振動数(周波数)に合わせて選ぶ必要があります。
お礼
ありがとうございました。
弾力が同じでも減衰性が高いものがあります。 どう言うんでしょうね、ねちっこい材質とでも言いましょうか、 ゴム板をたわめてぱっと手を離したときに、 「びよよ~~~ん」といつまでも振動が続かずに、「びよ・・」くらいで 止まってしまうようなものです。ゴムとは呼ばずにナントカエラストマー みたいな名前がついてることが多いです。
お礼
ありがとうございました。
如何なるゴムでも防振できます。ただし、ゴムに乗る物の重さとゴムの硬さの関係で防振の効果を発揮するか否かがきまります。
お礼
ありがとうございました。
防振ゴムには「普通のゴムを特定の用途向けに成形したもの」と「防振用途向けに開発された素材そのもの(と、それを使った製品)」があるようです。 普通のゴムでも成形する形状によってある程度目的に応じた特性にすることが可能なようです。(身近に目にするものでは、洗濯機用防振ゴムなど) 普通のゴムを使用したのでは目的の性能が確保できない場合に防振用に開発されたゴムを使っているようです。(建物の免振構造向けのゴムなど)
防振ゴムについては、不二ラテックス、ブリジストン、東海ゴム、倉敷、などが扱ってます。1度聞いてみたらいかがでしょうか?
お礼
ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。