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SUS304焼き色処理の効率的な落とし方はある?
- SUS304 300×300×1.5tの材料でワープをなくすために焼きなましを行いたいのですが、焼き色を効率的に落とす方法はありますか?
- また、チタン・SK材の焼き色処理も落とせずに困っています。
- 素人ですが、ご存知の方、アドバイスをいただけると助かります。
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ステンレスが茶色っぽくなるのを落とすのに、私はトイレ用洗剤のサンポールを使って色落とししています。ステンレスやチタンは、簡単に色を落とすことが出来ると思います。SKも色は落ちるのですが、すばやく防錆処理をしないとすぐに錆が発生します。 サンポールに浸したあと、水洗いして乾燥でうちはクレーム出たことないのですが、「酸」で色落としをしたあとの状態では、時間が経つにつれて段々と変色してくるため、色落とし後コーティング処理を行うところもあるようです。
焼き色を着けないなら、真空の熱処理炉を使い100℃以下まで下げてから、取り出すといいでしょう。 ついたものを落とすのには、バレル研磨か、ブラスト(ホーニング)をかけると落ちます。コスト的にはブラストの方が安かったし、メディア(ガラスビーズ)も細かいので落ちやすいです。SUS304なら角ダレに注意します。 濃い焼き色の場合はバレル研磨の方がいいですが角がRになりやすいです。 チタンなどもホーニング可能です。焼結材の表面液層面もきれいになります。
表面粗さに制限があるのならば、 ラップ研磨を行うか、ショットピーニングの 細かいもの(WPC)を用いればよいと思います。 チタンのように研磨が非常に困難なものは ショットピーニングで研磨することも あるので、ステンレスでも可能でしょう。 電解研磨でも軽く行うだけで簡単に落ちます。 これは学生時代に私が経験しているので 間違いありません。条件だしは面倒ですが・・・ ワープというのを存じ上げないので、 焼鈍温度がはっきりしませんが、 焼鈍時の雰囲気も考慮すべき事項ですね。 大概の金属は高温ほど酸化速度が速く、 低温ほど酸素と結びつきやすくなります。 つまり中途半端な温度を選ぶと一気に酸化します。 テンパーカラーを落とす作業を楽にするためにも 焼鈍の雰囲気や温度も考慮してみてはいかがでしょうか。