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歯車装置からの騒音対策
- 歯車装置からの騒音対策について考えましょう。DCモーターを使用し、歯車で減速するメカ試作を行っていますが、歯車に負荷がかかるとうねるような音が発生してしまい、顧客要求を満足できません。
- 歯車にはジュラコンを使用し、軸にはSUSを使用しています。グリス塗布は不可です。しかし、メカ設計(歯車)の経験がないため、原因を特定することができません。
- 考えられる原因と対策を教えていただきたいです。歯車の構成は、平歯車→平歯車→ウォームギア→ウォームホイール→平歯車であり、装置は小判型の弁当箱ぐらいの大きさです。
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初段だけ計算してみました z=12の歯車は現状では0.0066の切り下げが 発生しています(切削歯車と述べておられるので) 数値的には非常に小さな値です これに転位を施して切下げ量を零にして計算してみました 小歯車 ,大歯車 モジュール ,m , 0.5 基準圧力角(deg) ,α , 20 歯数 ,z , 12 , 20 転位係数 ,x ,0.298133329, 0 またぎ歯数 ,zm , 2 , 3 またぎ歯厚 ,W ,2.400099417, 3.830219688 転位係数の和 ,x1+x2 , 0.298133329 インボリュートα ,invα , 0.014904384 インボリュートα' ,invα', 0.021686362 かみあい圧力角(deg) ,α' , 22.55723702 速度比 ,i , 0.6 歯数の和 ,z1+z2 , 32 中心距離補正係数 ,y , 0.280600266 中心距離 ,a , 8.1403 基準円直径 ,d , 6 , 10 基礎円直径 ,db ,5.638155725, 9.396926208 噛合部のピッチ円直径 ,d' ,6.1052251 , 10.17537517 歯末の丈 ,ha ,0.640300133, 0.491233469 歯丈 ,h , 1.116233469 歯先円直径 ,da ,7.2806003 , 10.9824669 歯先円圧力角(deg) ,αa ,39.24860152, 31.17061563 インボリュートαa(rad),invαa,0.131976246, 0.060890915 歯先円歯厚の半角(deg) ,ψa ,1.828486416, 1.011207579 歯先円弧歯厚 ,sa ,0.232346585, 0.193828479 歯底円直径 ,df ,5.048133 , 8.750000 円弧歯厚 ,s ,0.893909821, 0.785398163 歯厚の半角(deg) ,ψ ,8.536210001, 4.5 弦歯厚 ,s-bar ,0.890606541, 0.784590957 弦歯丈 ,ha-bar,0.673533375, 0.5066468 歯溝の半角(rad) ,η ,0.097910034, 0.063635432 少し見難いのですが我慢して読んで下さい モーター直結の第一段は歯車に弱点を無くしていきたいからです それから終段に行くに従いモジュールを少しづつ大きくは 設計されないのでしょうかトルクが終段ほど大きくなります 追記: バックラッシは”0”で計算しています 標準的には0.05位の法面バックラッシ必要です
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既に回答は多数あるので、うねる音ということから想像できるのは、歯の当たりが一定で無いことが考えられます。ギヤピッチ円と回転軸の同芯度あたりが怪しいかと思います。下記URLも参照されると参考になるかと思います。KHKの歯車計算ソフトGCSWは、設計する際役立ちますので、おすすめです。 http://www.khkgears.co.jp/khk_products/gcsw_dimension_calculator.html
お礼
ありがとうございます。 計算ソフト、試してみます。
歯車を支持する歯車箱の要素も 気になるところです、共振現象が発生する 場合がある 伝達馬力 入力回転数 減速比 モジュール 歯数 等のの仕様が分かれば検討する 範囲も広がると思います プラスチックの歯車は金属製に 比べて歯が撓み易いトルクに応じた モジュールと歯幅が重要です また、プラス転位させて曲げモーメントを 稼ぐ方法もあります 軸間距離調整が可能とありますが 駆動系の剛性を落とす原因になってないでしょうか 追記: ウォームは正規方式か又は はす歯歯車代用ですか
補足
歯車箱もジュラコンですが、全ての歯車を実装していません モーターは板金で固定。 モーターの次からウォームホイールまでは ジュラコンの歯車箱(2部品)に固定 ウォームホイールから先は板金に固定。 伝達馬力 0.392mN・m 入力回転数 5230rpm 減速比は 1:207 モジュール 0.5 歯数 12-(20-12)-(20-ウォームギア歯数比20)-(ウォームホイール-5)-50-56 ※カッコ内は一体の歯車です ウォームは正規方式です
サクっと、考えられる事を列挙します。 (装置の詳細が分からないので、少し無責任に書きますぞ!) ・軸の平行度が出ていない ・樹脂製歯車特有の、抜き勾配の為、歯筋がせっている (向きをアベコベに組んで誤魔化した経験有り) ・軸の強度不足で撓んでいる(負荷が掛かるとってのが、怪しい) ・軸間距離 等、基本的な緒元の計算が、どこかで間違っている。 (歯車は標準品を、お使いですよね? バックラッシュ等は、どう?) んなところでしょうか? お心当たりはありますか?
補足
歯車の設計がまったくの初めなので (構造屋なので) ・軸の平行度が出ていない >うーん、測定していません。 ・樹脂製歯車特有の、抜き勾配の為、歯筋がせっている (向きをアベコベに組んで誤魔化した経験有り) >試作なので、切削品です。 ・軸の強度不足で撓んでいる(負荷が掛かるとってのが、怪しい) >うーん、しかし軸を抑えてみても音に変化が無いのですが・・・ ・軸間距離 等、基本的な緒元の計算が、どこかで間違っている。 (歯車は標準品を、お使いですよね? バックラッシュ等は、どう?) >はずかしながら、計算はまともにしていません 標準品を参考に、切削品で試作しました。 標準品でサイズ、減速比を満足するものを見つけられなかったので。 そこらへんの基本が出来てないと、かなり騒音は拡大するのでしょうか? 試作品の為、軸間距離は調整できるようにしたのですが・・・
http://www.nmri.go.jp/eng/khirata/design/ch06/ch06_02.html バイブルです バックラッシの適切化 小さくしすぎると、騒音がひどくなります やっぱ、適正化なんですね
お礼
バイブルありがとうございます。 歯車設計が、まったく初めてなので参考にさせてもらいます。
お礼
お忙しいところ計算していただきありがとうございます。 >それから終段に行くに従いモジュールを少しづつ大きくは >設計されないのでしょうかトルクが終段ほど大きくなります そういった歯車設計の常識を理解しないまま、設計、試作してしまい 今困っています。 これを機にいろいろ勉強したいと思います。