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蒸気トラップとは何か?目的や役割、トラブルの原因を解説
- 蒸気トラップは、蒸気配管の戻り側に取り付けられる装置で、蒸気と水を分離する役割を持ちます。分離した水は通常、配管の中や排水システムに排出されます。
- 蒸気トラップは主に二つの目的を持ちます。一つは、蒸気配管内の水分を分離し、蒸気の品質を保つことです。水分を含んだ蒸気は加熱効果が低くなり、設備の故障や効率の低下を引き起こす可能性があります。もう一つは、水の循環を防ぐことです。蒸気トラップが正常に作動しない場合、水が逆流して配管内に戻り、設備の損傷やトラブルの原因となることがあります。
- 蒸気トラップの一般的なトラブル原因は、トラップ内部の汚れや異物の堆積です。これにより、トラップが正常に作動せず、蒸気が流れずに詰まってしまいます。また、適切なメンテナンスや清掃が行われないと、トラップの性能が低下し、故障の原因にもなります。トラップのトラブルを防ぐためには、定期的な点検や清掃が必要です。
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スチームトラップ(以下トラップ)を使用する理由は様々で使用する場所によって目的が変わってきます。 たとえば主管に付いているトラップは蒸気が冷えてたまる水分を除去して温度の低下やいろんなトラブルを防止するためにあります。この場合トラップの出側は蒸気の戻りのラインにつながっていることが多いです。 蒸気を使用する過熱機の出側に付いているトラップは温度の管理と蒸気の節約に役立ちます。この場合トラップがないと蒸気は常に流れたままになり不経済と言えます。 蒸気ラインの末端にトラップを付けると蒸気は流れません。しかし蒸気が冷えて水になるとトラップが水を排出するのでその間だけ流れることになります。流れると温度が上がり、水が排出されると流れが止まります。流れが止まると冷えて水がたまる。水がたまると排出の繰り返しで一定の温度に保つようになっています。 蒸気の使用量(流量)を減らすことができれば燃料の節約になります。詰まったトラップは論外ですが、吹きっぱなしのトラップは燃料を垂れ流しにしているような物です。 基本的に設置する場所によって用途が変わってくると思うので、具体的な用途がわかれば違う回答が出ると思います。 トラップメーカーのホームページなどで調べてみるとおもしろいと思いますよ。
スチームトラップは、原則として蒸気を通しません。(気水分離) 蒸気が働きを終えて水になった物をボイラに帰すための物です。 従って、スチームトラップ自信が水抜きのような役目を果たしていますが 蒸気配管中の水抜きが必要と言うことであれば、ドレンセパレータが 役に立ちます。 ↓この辺がお役に立つのでは? http://www.yoshitake.co.jp/ys/ys01_3_1.html
お礼
ご回答ありがとうございます。
トラップはワナです。ワナを仕掛けて水を捕らえるのです。 蒸気と水が一緒になって、管内を走ると、スティームハンマとかウォーターハンマと言う激しい振動を起こします。余り激しいときには、管を壊します。エルボー(90°曲がり管)などで特に激しく振動します。戻るときの蒸気温度が余り低いと、蒸気は水に変わってしまいますから、トラップから水が溢れて蒸気管を詰まらせて、蒸気を回収することができなくなります。普通は、トラップに溜まった水は適宜蒸発して、ボイラに戻ります。蒸気の生産量に対して、使用量が多すぎるんじゃないでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございます。 参考にさせていただきます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 蒸気の勉強します。