ニッケルめっき液にシアン金を間違って補充

質問

電解ボンディング金めっきラインの、ニッケル液（浴量1400ℓ）にシアン金（100ｇ）を作業者が間違って補充してしまいました。ニッケルにシアンが入ってしまった場合、ニッケルの仕上がり及び予想される不具合は何が考えられるのでしょうか？また、成分的にあまり問題がないようであれば析出したニッケルの機能的な検査で、問題ないと判断して良いものでしょうか。
過去に同様のトラブル及び経験がある方がいれば何卒御教授下さい。

回答No.1

noname#230359 · ベストアンサー

だいぶもったいないことしましたね。ニッケル浴はワット浴を前提にお話します。
まずシアン金ですがPH４位では分解しませんのでそのままキレートイオンとして存在します。めっき皮膜ですがこの環境での標準電位がわかりませんので推測ですがまずNiとAuが合金化することはないと思います。金属間化合物くらいは生成するかも知れませんが。

不純物として(銅イオンのように)低電流域に析出するかそれとも少しずつめっき皮膜に取り込まれるか？　どちらにしても分析機関でAES(オージェ)などで確認するほうが良いでしょう。

お礼

ご回答大変ありがとうございました。
試しに製品を投入したところ、金の光沢が無い状態に仕上がりました。又、ニッケル槽内に、金が浮遊していたためニッケル液を全建浴することにしました。