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CEマーキングの意義と手続き
- 当方、モータ直結型の液体ポンプを製造し、EU圏に輸出しているが、お客様からCE対応の要求があり、ポンプにCEマーキングをする必要がある。
- CEは自己認証であるため、モータがCE対応であれば比較的簡単に取得できるが、お客様は装置全体をCE自己認証しているため、ポンプもそれに対応する必要がある。
- 初期費用や取得費用はお客様が負担することが一般的だが、この場合は親会社であるため、断ることが難しい問題がある。
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こんにちは。 お話の「ポンプとしてCEマーキングしてくれ」と言う親会社の言い分はごく自然のことだと思います。 CEマーキングは部品としてではなく、商品(装置)にマーキングしていないと殆ど意味が無いので使う側(設置する側)の要求としては至極当然です。 日本製の部品に付けられてるCEマーキングなどは、メーカーの責任逃れのマーク(証明書)みたいなもので、例えばモーターに付けられているCEマークは恐らく、組み込み部品としてさまざまな条件を付加した上での低電圧指令に限定して付けられたものだと思います。 実際の最終製品としては、少なくともEMC指令や機械指令にも適合証明が必要ですが、それは組み込み側の責任として逃げているわけです。 親会社としては、それをメーカー側に要求しているものと思います。 親会社との提携関係はわかりませんが、互いに商売しているわけだし、決算も一応別勘定でしょうから、必要な経費は請求すべきものと思います。 但し、私の所属している会社もそうですが、力関係から「押し付けられたものは実行する必要があるが、わからないものや知らないものについては、それを明確にして、そのまま親会社につき返す(言葉を良くすれば、協力を仰ぐ)」のはいかがですか? 最終的には費用分担は両社の政治的決着できまるとは思いますが。 特定分野製品のEC指令に該当しないならば、第三者認証は不要ですから、自分でTCFファイルを作成すれば外部支払い費用は¥0~数十万円、第三者認証をかたる(ちらつかす)コンサルタントに頼めば百万円~数百万円程度はかかります。 それよりも一番面倒なのは、不適合がわかった場合の設計変更とそれにかかる時間だと私は思っております。場合によっては対応不可能と思われる場合も多々あります(結構多いですよ!)。 これは日本の部品類や製品が、昔の米国仕様からきているせいだと個人的には思っています。 御社のCE向けポンプがスポット対応なら費用問題を明らかにしてコンサルタント丸投げを、これからも継続的ならば勉強されて自社での証明をされるのがお勧めです。 いずれにしてもCEマーキングは最終的には自己宣言、自己貼付です。誰も責任は持ってくれません。
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10年ほど前に5軸ロボットのCEマーキングを取得しましたが 装置としてという前提ならば 当然 ポンプ含めて架台も含めて カバーも含めてということになります 一度やれば簡単といえば簡単ですが、 提出書類は英語だし、CEの仕様書はとんでもなく分厚いし 機械の防水テストもアルし、 1人でやったら1月じゃあむりですよ CEのポイントは安全な機械にあるので 思想は日本のPLと近いかもしれませんが 日本の場合はそれをCEのように認定性になっていませんよね 検査なしで認定書なしで販売していますよね そこが違いですね 実際問題そんなに難しいことを要求していません あれを自己認証というのかは??ですが ぼくの時はTUFの検査官(外人)が工場にきましたよ 初期費用ですが はっきりいってわかりませんが100万以上かかるのでは? 検査機関のTUF等で見積もりしてください 費用は当然ユーザー負担でしょう それが1ユーザー負担か、数社で負担かは御社の販売力次第ですが、 それがだめなら ヨーロッパでポンプを買えばいいんでしょ
お礼
回答ありがとうございます。 少し調べましたが、 膨大なドキュメントが必要なので、驚嘆しております。 そんな書類が、今まで無かったのか?と言われれば、それまでですが。。。 弊社独自の販売先にEU向けは皆無です。 何故なら、液体ポンプなんぞ、 向こうで調達すれば良いのです。 貴方様の仰るとおりです。 しかし、悲しいかな、 子は親に逆らえず、 店子は大家に逆らえず、 日本は米国に逆らえず、、、、、、 おっと、愚痴になってしまいました。 とにかく、認証機関に相談しに行きます。 見積りは無料なのだそうですが、 見積りでは大した相談にはならないそうで、 有料の相談だと2時間で10万円弱掛かるそうです。 ふぃ~。
私なりにアドバイスを一つ。 背景に複雑な事情があると思いますが、問題と課題を簡単化すべきでしょうね。 1.初期費用 本来ならば、対象となるモータをEU圏の公的認証機関で評価・認定すべきことなのですが、多額の費用と長い時間が必要になります。そこで、日本の重電機器メーカでも、代行してくれるところがありますので、まず相談してみることですね。費用は、そこからの話になりますね。 2.取得費用 第3者が言うべきことではないと思いますが、仕様変更という考え方を導入するならば、お客様負担として処理すべきでしょう。 私が質問の内容で気になる点は、セットアップされた装置が、どのようにして CE自己認証したか、です。以前、担当した設備装置で、EU圏で導入前の評価を行うため、それまで取り付けていたサーボモータやDCモータを全て、CEマーキングの製品に取り替えた記憶があります。 自己認証したからと言って、もし、客先がCEマーキングされていない部品を使用しているを見つけた場合を想定することも必要です。例えば、裁判ざたとなって、大きな賠償金が発生したり、場合によっては製造・販売者に重大な懲罰も有りうるので、注意が必要です。 まずは、公的機関や実績のある団体に相談することが先決でしょう。
補足
早速の回答ありがとうございます。 補足させていただきます。 モータに関しては、現在採用しているモータメーカが、 少しの変更のみでCE対応可能なので、 モータとして自己認証する事は出来る。 要求されてるのは、 そのモータにポンプを取り付けている弊社にポンプとしてCE自己認証しろとの事なのです。 今までも、この装置はEU圏に何度か輸出されてるはずなのですが、 何故、今までは問題とならなかったのか不明です。 今回は装置のCE認定をする第三者認定機関の指摘です。
お礼
回答ありがとうございます。 まったく、その通りです。 弊社のポンプは、ヨーロッパ圏に輸出はしません。 全く、完全に市場はありません。 何故ならば、現地で手に入れれば良いのです。 親会社には、その様な理由で強気に出ましたところ、 協力して下さいと、言ってきました。 子会社でも言うべき事は強く言えば、通るのだなと思いました。 で、 コンサルタントに有料相談を受けまして、 モータ以外の問題点を指摘して貰った所、 大した事が無いというのが解りました。 電気的な問題はモータメーカが見るので、 機械的な問題だけとなりますが、 小さな水ポンプなので、安全的な事は常識の範囲内でした。