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アルミ鋳造T6処理粗材の内部応力について
- AC4AアルミグラビティダイキャストT6処理粗材の内部応力の低減方法について知りたい。
- 内径加工後に外径を削ると、内径が楕円になる問題が発生しています。楕円の程度はロットによってバラツキがあり、内部応力が原因と考えられます。
- 内部応力を低減する良い方法はありませんか?
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T6処理は時効を行うのでこの間で応力は除去されると思います、T6での残留応力についての文献も無いと思います。 T6処理の途中で曲がりがでたワークは溶体化処理(水中急冷処理)後曲がり直しをした上で時効を行っておりこのことからも応力の残留はないと考えられます。 アルミの熱処理は結晶変化が無いので鋼の熱処理とは違います。 アルミは加工でも注意が必要です。 加工で重切削を避け恒温室での加工が推奨です。 質問では肉厚不明ですがチャッキングも注意して下さい。 強度を犠牲にすれば時効温度をあげるT7も寸法安定には有効といわれていますが私の調べた範囲では積極的にT7処理を行っている例はありません。
RB利です 経験を回答として記載します AC4A 鋳物T6処理品を加工したとき質問と同じ現象があり 鋳造メーカー(鋳造後T6処理したものを納入いただいていた) に問い合わせしたところ 「アルミのT6処理は鋼の焼入れ、焼き戻しと同じ、 (焼きいれた鋼を加工すると歪が出る事はすでに経験済み)したがって 歪が残るのは当然で、歪が出ることを前提に加工してほしい」とアドバイスが 有りました そこで当方でとった加工工程は 前の回答者のように粗加工(中仕上げ)をすべて行います このとき、タップや錐穴等も加工してしまいます 又、仕上げの際、証(製品上必要ない部分でも) になるところも加工しておきます その後、急いでいる場合は、T6を維持したまま歪除去のため、 アニール処理(アルミを熱処理するところで出来ます)を行います (コストがかかります) 急いでいない場合や繰り返し生産で時間がある場合は 3から5日常温で放置します その後、証にした部分で芯だしを行い仕上げ加工をします この際重要なことは、環境温度を一定にすることや製品にでいるだけ 熱をかけない事です 又、当然ですが加工代が少ないほうが有利です 測定は常に一定温度の環境で行います これでも精度維持が困難な場合、さらなる歪除去の工程を 組む必要があります 最後にもう一度書きますが、アルミ T6は歪があるものです これを前提で加工工程の設定をしてはどうでしょうか
こんばんは T6していても黒皮めくると変形すると思います。SCLさんが言われるように、荒と仕上げ分けたほうがいいと思います。仕上げは公差の厳しい内径を最後に加工したほうがひずみは少ないですね。 T6やられているようですから、水冷の問題ではないと思います。
水冷後焼き戻しの工程があるので内部の応力は、ほぼなくなるかとも 思うのですが、じっさいには、物置き方とか炉内の温度のバラツキとか 色々な要因があると思います。応力除去を疑われるならT7にして 焼き戻し温度を50度ほど上げてテストしてみてはどうでしょう。 もうひとつは、加工時にそれぞれ荒加工をして仕上げ加工を行うと どうなりますか。
お礼
早速 回答いただきありがとうございます。参考に致します。 粗、仕上げに工程を分けると問題がないことは分かっているのですが・・・・。