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鏡面磨き金型の磨き技術と金型コストについて
- 最近PC関係のプリンターなどで、塗装と見間違うような、鏡面処理された成形品を目にします。
- これは金型の磨き技術が上がったためなのか、特殊な研磨技術があるのが、またそれによって金型コストが上がるのか、ご存知の方教えてください。
- 鏡面磨き金型についての情報と、磨き技術が進化することによる金型コストの影響について教えてください。
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重複するかもしれませんがSABICイノベーティブプラスチックス(旧GEプラ)及び小野産業さんがパテントを持ってらっしゃった冷熱サイクル成形法の事をおっしゃっているものと思います。ガラス繊維が入った材料でも繊維が沈んで鏡面外観が得られます。透明部材でもかなりクリアな成形品に仕上がります。金型コスト及び、サイクルタイムは長くなるとなると思いますが、塗装コスト削減がポイントです。塗装レスという事で、成形品の表面硬度(傷つき性)が用途によっては時に問題となりますが、SABICでは傷つき性改善したコポリマーとセットで提案しているはずです。
スチンモールドですね。 富士精機さん、小野産業さんに聞かれたら教えてくれると思いますが。 5年以上前から行われている工法だと思います。 今は、当時より数段進んでいると思います。
私どもの外注さんで携帯電話のハウジングの成型をしているところがあります。やはり塗装もしていないのに塗装面のような仕上がりです。成型現場を見学させていただきましたら金型はもちろん鏡面仕上げですが、そもそも成型方法が特殊です。 ホットランナーという成型方法がありますが、そこは金型を閉めて射出する前に通常冷却水を通すところに熱水か蒸気を流して金型自体を140℃まで暖めます。その状態で射出して今度は冷却水を流して樹脂が硬化する温度にします。その後型を開いて製品を取り出します。いわばホット金型とでも言いましょうか?するとウェルドラインも無くあたかも塗装面のような製品ができます。とのことでした。 成型タクトは私が見ている限り通常の射出成型の2倍程度と遅いですが、品質は抜群です。ちなみにその後塗装もしていました。
ウチではプレス金型の設計製作をしています。 「鏡面処理された成形品」をするにはできるだけ磨くしかないように思います。だだ、磨くだけではある程度の傷は取れますが、私の判断としては今一つといったとこでしょうか。 私の経験上、金型に表面処理をすることで、さらに成形品は綺麗になります。 費用に関しては表面処理をしないならば、費用は変わらないように思います。 ですが、CEのユーザーさんのおしゃっているように型屋もピンキリですので仕事を出す側が良く考える必要があります。 当然、表面処理をするならば別途費用が発生します。 (余談) 大阪ではCEのユーザーさんがおっしゃるように分業の型屋が多いと思います。設計、一次加工(六面加工)、ワイヤーカット、NCデータ製作、焼入れ、部品加工(シュート、ボックスなど)がすべて外注でひどい場合には二次加工と形状加工も外注にしている型屋もあります。ほんと何をしているか分からないですよね。(ウチでもワイヤーと焼入れは外注です。) 金型の設計製作の看板をあげていてほとんどの(10人ぐらいまでの型屋に多い)外注で済ます型屋が大阪には多いです。技術なんかあったものではないと私は思います。 仕事を出す側が今までの実績とかではなく、金型作りの原点を真剣に考えている型屋だけに仕事を出してくれたら少しは良くはなると思いますが・・。 私の単なる愚痴ですので気にしないでください。 参考になれば幸いです。
お礼
金型業界も複雑のようですね。 しかし、自前の高い技術があるところが生き残るのではないでしょうか? 参考になりました。ありがとうございました。
鏡面については非常に難しい問題画あり、一概に言えないのですが。うちの外注の型屋は磨きでは定評があります。電気メーターのカバーや自動車ランプ関係等を得意にしてます。一般に鏡面と言ってもただ光ってればいいものと平坦度が必要なものとありまた光具合もなんとなく光沢があればいいものっから傷一つNGまでピンキリですので当然型屋もピンキリです。 そんななかで育ちましたので磨きは型屋の命と思ってますが、最近はどうもそうではないようです。 形状堀、外注、磨きも外注。なんて型屋も多いです。型屋は何をする。
お礼
型屋さんも選ぶ時代ということでしょうか。 ありがとうございました。
http://www.mhi-pt.co.jp/injec_j/tec/active/index.htm このHPをご覧ください。 http://www.g-inf.or.jp/onetech/h14/14-215.htm こちらは、その金型を作るのに便利な特殊回転テーブルを製造している金型屋さんです。 こうして得られる成形品の表面は信じられないほどクリアな品位となります。 塗装しないため、リサイクルに向き、エコロジーな技術です。 コストは、当然上がりますが、これからの技術でしょう。
お礼
なるほど。コスト、リサイクルを考えると塗装より良さそうですね。 大変参考になりました。ありがとうございました。
>>塗装と見間違うような、鏡面処理された成形 素材の質感(成型材料の変化)を利用し、 デザイナーの感性で表面の質感を決められてます。 >>金型コストが上がるのか、ご存知の方教え この部分では確実にコストアップにつながっています。 >>金型技術者にとってはあまり 客観的でないようです。 鏡面加工が当たり前の受注されている型屋さんにては当然のことで シボ加工の金型が主流の型屋さんでは、まれに鏡面加工の受注すればとまどいます。 ですから金型屋も扱う分野により、内容は違いますよ
お礼
ありがとうございました。 金型技術者にとってはあまりありがたくないということのようですね。
お礼
なるほど。だんだん分かってきました。 「アクティブ温調成形」http://www.mhi-pt.co.jp/injec_j/tec/active/index.htm のような成形機を使うのですね。 ありがとうございました。