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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:SKD11とSKH51の選定について)
SKD11とSKH51の選定について
このQ&Aのポイント
- SKD11とSKH51は異なる用途に使用される鋼材です。
- SKD11は切削工具に、SKH51は転造ロールに使用されます。
- 異なる材質を使用することで、それぞれの用途に適した性能が得られます。
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みんなの回答
noname#230359
回答No.2
そもそも高速度工具鋼=ハイスは、タングステン、モリブデン、バナジウム等の高硬度の炭化物を形成する合金を多く含み、焼入時に高温でそれらを固溶させ、焼戻の際に析出、2次硬化として働かせ、耐摩耗性だけでなく、冷間ダイス鋼SKD11より高い、高温強度、高温軟化抵抗を持っています。 従って、SKD11で切削工具を作れば、高温軟化抵抗が低い分、すぐに焼きなまされてしまい刃先が潰れることになります。 SKH51で転造ロールを作った際は、どうかというと、割れない限りは使えるというのが答えになるかと思います。 ハイスは急冷しなければ、キチンと靭性のある焼入は出来ませんし、高温焼入、急冷等が必要な分、焼き割れ、変形し易く、また、硬さが出る分だけは転造時の割れに対しては脆さもありますので、大きさや形状、転造加工応力の制約が出てきます。 対して、ダイス鋼の熱扱いは、ハイスより容易で、転造ダイスに使いやすいと言えるでしょう。
noname#230359
回答No.1
一般的な話等は下記のサイトをご参照していただくとして、僕が経験した話を一つご紹介したいと思います。 円筒状の部品で、0.5mmもないような非常に薄肉の部分から、厚肉の部分へR0.5でつなぎ、かつ真空焼入れをするものの素材をSKH51でお願いしました。 ところが、焼入れ屋さんより、「薄肉だわRも小さいわで焼入れすると割れるよ。SKD11じゃだめ?」という話がきて、焼きいれ後の硬度は下がるものの、SKD11に変更をしてもらいました。 のんださんの例えば以下の事柄についてはご説明することができませんが、参考になれば幸いです。 細かい情報はここに詳しく載っています http://www.coguchi.com/