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無洗浄フラックスの影響と洗浄の必要性
- 無洗浄フラックスを使用した半田ペーストのリフロー後の洗浄について、洗浄の必要性や悪影響について調査しました。
- 無洗浄フラックスの残渣がない方が望ましいと考えられていますが、洗浄することによる悪影響について検証しました。
- 洗浄を行うか否かは使用する製品や要件により異なるため、慎重に判断する必要があります。洗浄を行う場合は適切な方法を選ぶことが重要です。
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以前に基板ではないですが、フラックスを除去したコネクタ内部に溶け込んだフラックス残渣があり、端子間の絶縁が落ちたことがありました。 完全に密着していると思われるようなリード部とハウジングの隙間などに拡散した洗浄液とフラックスが完全除去できずに残ってしまうようなことが、起きることを悪影響としているのではないのでしょうか?
#3です。 洗浄前のフラックスの状態と洗浄後のフラックス状態では違いがあります。おそらく完全に除去できているので気にされていないのだと思いますが、通常、洗い残りは、白っぽい粉状になります(樹脂分?)無洗浄半田はこれが出やすいです。 それらは吸湿しやすく、ショートの原因になるという事を聞いた事があります。そういう意味では洗浄前の無色透明の膜状の時の方が特性的に安定しているのではないでしょうか。
洗浄で完全に残渣がなくなれば、無洗浄タイプも洗浄タイプもその後の影響に違いはないです。 一般的に無洗浄タイプは洗浄で残渣が出やすく、無洗浄タイプは残渣が出にくいです(フラックスの落ちかたの違い)。 お客様の危惧されている点は、無洗浄フラックスをよく落とす為に洗浄条件がハードになってしまう点ではないでしょうか? どうせ洗浄されるのでしたら、最初から洗浄タイプの半田を使用された方が作業性もよく、きれいに洗浄できますよ。 無洗浄タイプというのは洗わなくても、電気的な信頼性が高く、フラックスの外観も無色透明で美しく仕上がります。ただし、洗浄液にもよりますが、なかなか落ちません。元々洗う事を想定していないからだと思いますが・・・以上参考になれば幸いです。
フラックス洗浄の問題点は, ?環境へのフロン,VOCの排出 ?超音波,噴流などの機械的ストレス ?洗浄温度による熱ストレス が考えられます。 御社の洗浄工程はどのようにされていますか。 御社が洗浄を行っている理由を整理してはいかがでしょうか。 >フラックス残渣は無いほうが... と言われる理由を教えてください。
補足
実はまだ試作の段階なので詳細な条件等は把握できていないのですが、洗浄工程は次のとおりです。 リフロー後、トリクレンで洗浄(おそらく温度は室温程度)後、アセトンにて超音波洗浄。 ただ、先方の意見は工程上の問題ではなく、無洗浄フラックスを洗う、ということにあるようです。 私共がこの製品に対して洗浄を行う理由としては、 ・フラックス残渣による電気絶縁不良の防止 ・光学製品なので素子周辺に残渣は無いほうがよい。 があげられます。
正直に言って回答になっていないのですが... フラックスの電子回路に与える影響に付いて、専門的なことはわからないのですが、何年も前に打ち上げた衛星(静止衛星だったと思うのですが、名前は思い出せません)が打ち上げ直後に故障して、その原因がフラックスであったと聞いたような気がします。 だからと言うわけではありませんが、私もフラックスはきれいに落したほうが良いと思っています(専門家ではないので、明確な根拠はありません) 悪影響ということですが、環境への悪影響ということではないですよね? 私も興味があるので、あえて回答してみます。
お礼
環境への影響ということではないです。 フラックスの残渣が存在すると、マイグレーション発生の恐れがありますよね。 電気的不良のことを考えると洗浄は必要と思うのですが、、、。
お礼
回答有難う御座います。非常に参考になりました。 確認ですが洗浄によって残渣が出やすいのは無洗浄タイプですよね? このとき発生する残渣の方が(洗わない状態よりも)電気的信頼性に影響を与え易いということなのでしょうか? お礼のつもりが追質問になってしまいましたが、 お答えいただけると嬉しいです。