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SS400の材質バラツキについて
- SS400の材質バラツキについての解説です。材料屋が納入するSS400の材質は毎回異なり、加工業者の悩みの種となっています。
- SS400は一定していないとされており、JIS規格上でも引張り強さは10Kgf/cm^2近い範囲でしか規定されていません。加工業者は一定させる方法を模索しています。
- SS400の材質のバラツキは様々な要因によるものであり、一定させる方法は限られています。加工前の材料の選別や、製造工程の管理などを徹底することが大切です。
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JUN11さん、こんばんは。 SCLさんの言われる通り、SS400の化学成分についてはPとSが共に0.05%以下と規定されているだけで、降伏点又は耐力、引っ張り強さ402510(N/mm^2)などの強度の規定さえクリアしていれば良いようです。製造過程でスクラップを相当混ぜる(再利用率70%と言われている)ようで、不純物や合金元素の除去はまだまだ難しい技術課題だと言われています。 鉄鋼便覧には、SS材はそりや曲がりもあるので、矯正してから使うことが紹介されています。 もう10年以上前の話ですが、台湾の高層ビルの鉄骨に放射能汚染されたものが混ざり、社会問題化し(NHKでも取り上げた)、日本の環境団体が調査したことがありました。丁度そのころ台湾は旧ソ連などから大量の鉄くずを輸入し、構造用鋼として使った経緯があったようで、放射能を持つ有害元素の除去すら行っていなかったことが悲劇を生みました。 このようなことから、SS材のばらつきはある程度覚悟しなければならないというのが実情のようです。 bigheart さんのように、メーカー指定のうえ、単一ロットをまとめて購入するなどの方法で対処できれば良いのですが・・・
専門家じゃないのですが、同様の経験あります。 想像ですが、ssはスクラップを使うからではないかと考えます。だからNiとか Crとか測定の対象外のものが入っているからではないでしょうか? これは半分質問ですが。
補足
SSの製造工程において、どのような主原料や添加物を加えようと又スクラップを添加するという事について、ユーザーとしては、メーカーオプションとして許容し得る問題だと思うんです。製品単価が決まれば原材料費は決まってくるのですから。 しかし、メーカーは今まで何十年からの製造実績があるのだから、もう少し引張り強さの範囲を狭められないものかと思うのですがね。
こんにちは 一工程を真っ直ぐに削ったのに仕上げたら反り返ってることがロットによってありますね。 熱処理をしてみたらどうでしょうか? 焼キ ナラシまたはナマシ 材質が安定し内部応力も除去されフラフラになってたのがマトモに削れました。
補足
黒皮材にガス切りして形状を指定してでの仕入で、反りの影響を考慮するときは、焼鈍させてから納品させているのですが、同時発注の材料でも板厚が違うとボーリングの仕上がりやエンドミルの切れ方が全然違ったりしてる現状です。(加工条件は同じでの話です)
『一定』と言ってもある程度の範囲のことを言うのが一般的です。たぶん材料の商社などから購入されているのでしょうからメーカー指定にすれば金額も変わらず品質も多少は良くなってくると思います。 ご参考までに、
お礼
アドバイス有難う御座います。 材料屋の伝票には特約店契約のメーカー名が一社しか無かったので、そのメーカーのみの商品を仕入れていると思い込んでました。 次回発注時からは担当者にメーカー指定やメーカー毎の性質の違いについて確認していきます。
お礼
アドバイス有り難うございます。 SSの機械的性質の範囲を考慮した上でもう少し性質が一定した材料のみ(例えば、引張り強さが450N/mm^2に近いものだけ)を仕入れられればと思っているのが現状です。 発注は少量なんですが、板材で厚みが色々とあり、しかし、加工は一括して行うので、出来れば材料の性質が一定していればと思っているんですが・・