- ベストアンサー
「紫電一閃」の「紫」って何?
四字熟語の「紫電一閃」は「非常に短い時間」という意味です。 「紫電」には 「刀を振ったときに見える『紫色』の光」 という意味があるそうですが、なぜ白などではなく紫なのでしょうか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
1の回答のとおりと思いますが。蛇足ながら。 紫電の電とは電光つまり雷(カミナリ)のことです。 雷は大気中の放電で主に窒素中の放電と酸素中の放電の色が出ているようです。 窒素放電は青と赤のスペクトルの光が出ますから紫色に見えるわけです。* 「紫電一閃」は手練の剣術を電光の一瞬**の素早くて強烈なさまに喩えているわけです。 「雷(カミナリ)一閃」でも良いわけですが紫電(シデン)とした方が漢語調でいかめしくスマートで語調が整うのと赤紫の雷の色を思わせた方が凄みを感じさせるからでしょう。 「紫電」を避けて「白刃一閃」という表現もあるので質問者と同じかどうか「紫電」をもったいぶりすぎと考える場合はあると思います。 * http://www.sceng.kochi-tech.ac.jp/introduction/newstopics/article/ed_denshisystemkougakujiken1.html http://ut-cast.net/science/1202/ ** 雷が光るプロセスは100分の数秒かかるそうで、人間の感覚では生活の中で体験できるほんの一瞬のことの数少ない典型的な例ではないでしょうか。 http://gigazine.net/news/20150724-slow-motion-lightning/ 「瞬く間に」「一瞬」も同様の比喩 刀と関係ない場合「電光石火」。 「紫」は鋼の色からの連想もあるのでしょう。 広辞苑によると「紫電」は2、として鋭い目の光、鋭い刀の光の比喩。しかしこれでは短時間の意味が汲まれていない。
その他の回答 (2)
http://www.matsudo.ed.jp/html/~negiuchi-j/20150417-191239.pdf これ見たんですけど 光の最初の色が紫・・・なので白でない。
- marukajiri
- ベストアンサー率45% (504/1101)
紫電は紫色の電光なのです。昔から人々が目にしていた電光というのは、雷のことなのです。雷の光にも白っぽいものや、紫のもの、まれに黄色いものなどがありますが、典型的な雷の光の色を「紫」として、多くの人が認識していたのです。 刀を素早く振り下ろすのと、雷が落ちるのとは似ているとは思いませんか?雷が落ちるのは一瞬です。刀を素早く振り下ろすのも一瞬です。 「紫電一閃」というのは、雷が紫色の電光で、雷が一瞬で落ちるので、それを指しているのです。さらに、一瞬で振り下ろした刀で相手を斬るのも、それと似たようなものなので、この四字熟語が使われているのです。