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腰椎破裂骨折抜釘術
腰椎破裂骨折で1年後に抜釘手術を行うのですが、全身麻酔になるのか、局所麻酔になるのかが知りたいのです。経験された方がおられましたら、術後の経過なども教えていただけるとありがたいです。
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患者の希望は聞き入れてもらえます。 違った状況で全身麻酔を二度経験していますが、どちらも麻酔覚醒後は快調でした。 よく、全身麻酔の危険ということを言いますが、麻酔は100%安全なものではないのは医学界の常識です。何万件に一件くらいの死亡例もあります。 そのなかで、「全身麻酔が一番安全だ」というのが世界中の麻酔学会の常識です。 この常識が一般的でないために、全身麻酔が特に危険だという誤解が広まっています。 医師も自分の属している学会以外の常識には疎いものです。去年報道されたさい帯血の不法移植などは、さい帯血がどういうものか知らない医者がやったものです。 医師にも全身麻酔が危険だと思っている人がいるらしいのですが、日本の健保制度にも原因があって、麻酔の点数が低いのです。だから病院経営者にしてみれば、麻酔医をたくさん雇いたくない。 病院の玄関ホールには、所属医師の一覧の掲示があります。それを見ると、外科医が何人もいて、手術室もたくさんあるのに麻酔医は一人か二人という病院がざらです。 一般的に、一人の麻酔医は三つくらいの手術を掛け持ちしています。 飛行機の離陸と着陸に例えられますが、麻酔はかけるときとさますときが麻酔専門医でないとできません。三つくらいの手術を順番にかけていって、別室で待機しています。そういう病院に勤務している医師は、全身麻酔は危険だと思っているらしいです。 全身麻酔が一番安全だという世界中の麻酔学会の常識には、「術中麻酔医がつきっきり」という前提条件があります。日本の多くの病院では、保険点数が低いために勤務している麻酔医が少なく、掛け持ちをしているという問題があります。 ただし、手術の内容により、これは掛け持ちでもしかたないとか付きっ切りでやらないといけないという判断は、執刀医もその都度考えているんじゃないでしょうか。そのくらいのことを考えないで執刀する医師はいないだろうと信じたい。 全身麻酔か局所麻酔かは、手術の内容によって執刀医が判断するはずですが、医療において患者の同意を得ないで治療や手術をすることはありえません。希望も入れられます。 そこで「麻酔医が付きっ切りでやってくれますね」という確認を取ることです。 そうすれば全身麻酔が安全で、覚醒後も快調です。