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「巨人の星」の「鉢の木」の例えについて
「巨人の星」に「鉢の木」の話しが出てきます。川上監督が「わしの本心は鉢の木だった」と言い、それを受けて一徹が「鉢の木」の話しをした後、一徹が「入団テストが鎌倉幕府の号令だったということですな」と言った後の川上の例えが判らないのです。 川上はこう言います。「甲子園で花形にホームランされた飛雄馬君が、実は指を負傷していたことを隠し、控え投手の名誉をかばった友情。それは大切にしていた鉢の木を割ってまで見知らぬ旅人をもてなす心と同じく美しい。甲子園で花形にホームランされた飛雄馬君が、実は指を負傷していたことを隠し、控え投手の名誉をかばった友情。それは大切にしていた鉢の木を割ってまで見知らぬ旅人をもてなす心と同じく美しい。」 控え投手の名誉をかばったというのが判りません。指が割れていて血染めのボールを花形にホームランにされて試合に負けたのだから、控え投手はベンチで控えていただけのはず。これでどうして飛雄馬が控え投手の名誉をかばったことになるのかが判らないのです。 どういうことなのでしょうか?
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控え投手が出てきたら、ボコボコに打って試合にならない。。。 みたいなことを、マウンドで泣き崩れている飛雄馬の元に駆け寄ったときに花形が言ってたような気がします。 ピッチャーが数名絶対必要な現代なら2番手が先発もあり得たでしょうが、今から50年近く昔の高校野球ではエースが絶対でした。もちろん現代でもそういうチームはたくさんありますが。
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- fujic-1990
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飛雄馬が指を負傷していることを隠さず、「負傷したから交代してくれ」と言えば、控え投手が登板したでしょう。 ふつう、救援登板を拒否する権利など控えの投手にはありませんし、かりに拒否できるチームだったとしても、負傷している人に投手を続けさせたら、「スポーツマンとしていかがなものか」とか「スポーツマン失格」と一生非難され続けたでしょう。彼の人生において、不名誉この上ない話です。 で、登板する。 花形が登場して・・・ ホームランを打つ。なんたって花形選手だから、控えの投手のボールを打てないということはない。そして、チームは負ける。 すると、ルール上「負け投手」という「不名誉」は控えの投手に付くことになるケースだったのではないですか?甲子園でチームを敗退させた投手。 この控えの投手がその後何勝もするなら、1敗くらいどうでもいいことですが、もしかしたら、1勝もできず、記録上「零勝1敗の投手」という烙印が押されることになるカモ。 「スポーツマン失格」という不名誉か、甲子園の「一球敗戦投手」という不名誉か、どちらかが、控えの投手の身に降りかかっていたはずのところ、飛雄馬が自分の指を犠牲にして投げ続けることで防いだのですから、その友情たるや「大切にしていた鉢の木を割ってまで見知らぬ旅人をもてなす心と同じく美しい」ということになります。
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ご回答ありがとうございました。
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なるほど、そういうことですか。 ご回答ありがとうございました。