差別になる固定観念とならない固定観念があります。
例えば、「男というのは、女みたいに人前で涙を見せるもんじゃない!」なんてのは、裏に「女は女々しいので、人前で泣いてもOK」という意味を当然に含みますから、差別になり「え」ますね。
他方、外国では太陽は赤く描かないことが多いですし、虹も7色ではありませんが、「太陽は赤い丸を書いて塗りつぶすものだ」「虹は7色だ」という固定観念の押しつけは、押しつけそのものは差別になりません。
もちろん、「黄色い太陽を描くやつなんて、バーカ」みたいな、差別の原因・きっかけになる可能性はありますが、それを言ったらなんでも差別でしょう。
私は鰻の蒲焼きを1度しか食べたことがない(吐いた)のですが、「鰻の蒲焼きは大嫌いだ」という意見の表明だって、私が「アホだ」「舌がおかしいヤツ」という差別を産むかもしれませんので、差別になります。
したがって、質問者さんが「差別のきっかけになれば差別になる」と思うなら、「固定観念の押し付けは差別になります」。
あくまでも、きっかけはきっかけだ、差別そのものではない、と考えるなら、固定観念の押し付けには差別になる場合とならない場合がある、という回答になると思います。
私の考えは後者です。
お礼
ありがとうございます