こんにちは。
過去に市の福祉事務所窓口で身障手帳の受付と交付をしていた経験者として、回答させていただきます。
まず身障手帳の等級に関してですが、まず診断書を福祉事務所が受理し、都道府県の障害認定担当(いわゆる審査部門ですね)に進達し、審査されます。seina714さんがご質問の中でおっしゃっている2級は、診断書の表紙に書いてあった等級だと思われますが、これは「医師の参考意見として、この方は何級になるか」というもので、審査担当はその級の他に、診断書の中の「原因となった疾病、外傷はなにか」「日常生活動作はどれくらい出来るか」「筋力はどの位あるか」「関節可動域はどうか」の記載を基に総合的に審査します。なお、極まれに「参考等級が重い級なのに、日常生活動作に不自由がなく、筋力も関節可動域も問題ない」という診断書だったり、逆に「参考等級が軽い級なのに日常生活動作はほぼ不可能、筋力も関節可動域も問題あり」という診断だったりする場合があり、その場合審査担当は、福祉事務所と手帳申請した方を経由して診断医に内容を問い合わせ、その結果参考等級と違った級を認定する場合があります。(ただ、実際は審査担当は医師の参考等級を結構尊重します。seina714の2級の診断書を否定するものではないですよ~。不安にさせるようなことを言ってごめんさない)
次に発行日ですが、都道府県によって多少違うみたいですが、私がいたところの例ですと、手帳に記載される交付日と実際に窓口で手帳を受取る日に多少のズレが有りました。交付日は「手帳を福祉事務所に申請し、福祉事務所から審査部門である都道府県にその書類が届いた日」で、審査に1~2ヶ月かかり、審査が終わり福祉事務所に身障手帳として結果が帰ってきて、申請者の方にお知らせをして窓口に手帳を取りにこられた日が「受取日」になります。私のいたところで具体的に例をあげると、
(1)7月23日に福祉事務所に申請
(2)7月26日に都道府県の審査担当に診断書が届く
(3)1ヵ月後の8月26日に審査の結果が福祉事務所に返ってくる
(4)福祉事務所から連絡があり、福祉事務所に8月30日に身障手帳を取りに行く。
といった場合、手帳交付日は「7月26日」でした。
また、等級によっては障害者の医療費助成制度や障害者手当が受けられますが、医療費助成は「手帳交付月の初日である7月1日から有効」、障害者手当は「8月申請として9月分から支給」という感じでした。
なお、上記の交付日の例はあくまでも参考として、seina714さんのお住まいの福祉事務所に問い合わせをしたほうが良いと思います。
障害者手帳が受けられれば、他にも障害者福祉の制度がいろいろ受けられるようになります。手帳申請や受取りの際に、「障害福祉ガイドブック」のようなものがもらえると思います。今は混乱して大変かと思いますが、手帳の級によって結構いろいろな福祉制度を受けられますので、分からないことは遠慮なく福祉事務所の職員に聞いてみてください。
なお、他の方が回答しているとおり障害者年金という制度がありますが、障害者手帳と全くの別制度です。自治体によっては障害者福祉と年金の担当課が分かれていますので、年金の担当課で相談なさってください。
長文失礼しました。
お礼
丁寧なご回答、本当に助かります。 ありがとうございました。 等級に関しては実際に交付されるまでわかりませんね。交付までは皆さんのお話から1ヶ月強(2ヶ月弱?)、待ってみます。