日本の社会についての質問
まだ義務教育期間中の身ですが、気になるのでお聞きしたいです。
母親が「有給休暇が権利としてあったとしても、一人がその有給休暇を使うと、その分の穴を埋める他の仕事仲間に迷惑がかかるから、ほとんど取れないのは仕方がない」「協調性あってこそ、気持よく職場も回っている」的なことを聞かされました。
母に逆らう意図は全くないですし、確かにその考えは正しい事であるとも思うのですが、
有給休暇は、法的に保証された労働者の一つの権利なのではないのでしょうか?
そもそも、上の例にあるような、日本人ゆえの不文律的「協調性」って、法よりも上として認識・位置すると、現在はそれで機能していても、後々社会的に問題が出てくるのではありませんか?その「協調性」につけこんでいわゆるブラック企業が生まれたり、日本における自殺率や、一人あたりの生産性にまでもに影響しているような気がするのです。
権利を行使する前に義務を果たせ。義務を果たしてこそ始めて権利を主張できる。とは両親に常に言われてきましたが、どうも、義務と権利のバランスがおかしいような気がします。
協調性とは、日本人が長い歴史の中で、全体で助け合うことで円滑に社会を回すために生み出した、素晴らしい考えであるとはおもいます。であるからこそ、日本社会全体が「協調性」を捨て、個人主義に走ると、今度は色々と別の問題も出てくるようなきもします。
公私混同はよろしいことではない、と学校ではそういった教育をしている印象がありますが、実際、私の両親ふくめ、社会自体が、公私混同、強く言えば公が私の境界を大きく超えている、もしくはプライベートを犠牲にして仕事で成果を出すことが賞賛されているような風潮も感じます。
ほぼ家に帰らず、帰ってくると「死にたい」「やめたい」「だが、みんながみんな嫌だからという理由で辞めると社会も回らない。それはワガママなんだ」のようなことを言う、ボロボロになっている父親をみていると、プライベートを大切にすること、プライベートを犠牲にせずそれを守ること自体が「わがまま」であるとまで言われるのか?と、社会に出た時が怖くなってきます。
意見すると「出たこともない社会を賢しらに語るな」と言われてしまいますので、ここでお聞きしました。
どう思われますでしょうか。
また、この公私・権利と義務のバランスは今後是正されるのでしょうか?その兆候はあるのでしょうか?
今後のために是非、ご教示ください。