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領土問題と国際法について
現在課題で竹島と尖閣諸島の問題について扱っているのですが、それぞれの概要は理解しているのですが下記がどうしてもわかりません。 ・法的根拠の決定的な違い ・なぜそのような違いが生じ るか 最終的にはなぜそのような違いが生じるのかを考察していくのですが、そもそもこの二つの問題の決定的違いとはなんなのでしょう?どちらも法的根拠は先占で同じではないのでしょうか? 違いを明確にしないと課題が成り立たないのでどなたかアドバイス頂けると助かります。よろしくお願いします。
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- 441moe
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根本的違いは、実行支配の有無です。 竹島は韓国が実行支配してます。 50年以上経ちますので、裁判で負ける可能性有ります。現在片方国だけでの提訴可能です。 先のフィリピン・中国の裁判しかりです。 1905の領土宣言が有効か否かと50年以上の実行支配が有効か否かの争いになります。 1905年までは日韓共領有意識ありません。 あれば、1905年前から島根県に属している筈です。 1905年の領有宣言を認めた国がありません。 反対国が無いので認められたとしています。 裁判では非常に微妙です。 国も単独提訴しません。 尖閣は過去日本人の居住実績が有ります。 中国は「敗戦国が戦勝国の領土を奪いに来た。」と公言してます。 日米安保が無ければ、武力行使されてると思います。 戦勝国の敗戦国攻撃は認められています。 日本は連合国(国連)加盟により、敵国ながら自衛権認めれたらと解釈されます。 日米安保が有効です。 政府も日米安保内を米国に確認する所以です。
- princelilac
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両方とも日本固有の領土です。 しかし竹島は韓国軍が駐留していますし、派遣されただけとは雖も、人が住んでいます。これを実効支配と言います。法的には日本の領土ですが、実効支配を放置していると、やがては韓国の領土だと見做されてしまうのです。 尖閣は民間の土地でしたが、石原都知事が動いた時に、国が買い上げて国有地になりました。支配はしていますが、無人島ですので「実効」にはなっていません。ここに中国人の漁民を装った工作員が上陸すると、中国が実効支配することになってしまいます。そうならないように全力で防がなくてはなりません。
- 92128bwsd
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これ課題を出した先生が期待することによって、随分とトーンの違う回答が必要そうですね。取り敢えず事実のみ。 ・竹島の問題は日本は領土問題として認識していて、韓国は独島に領土問題は無いと言う立場を取っているのに対し、日本は尖閣諸島には領土問題は存在しないとしているのに対して、中国は領土問題の認識の上、話し合いにつくことを要求しています。日本の公式な立場は、領土問題があるのは2つの中では竹島のみ。 ・よって、日本は竹島問題の解決を国際司法裁判所(ICJ)に韓国と共同付託することを2度提案しているが拒否されている。 http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/takeshima/g_teiso.html 逆に、尖閣諸島に関しては日本がICJに付託を提案する立場に無い。 ・日本は、竹島は韓国に実効支配されていると認識しているが、尖閣諸島は日本が実効支配しているとしている。竹島は実際に韓国軍が監視のため駐留していて日本は近づけないが、尖閣諸島は実効支配と言っても上陸・常駐しているわけでもなく名目上の話。 ・竹島は、1905年に日本政府が島根県への編入を閣議決定し、その後公告されました。http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/takeshima/g_hennyu.html この公告は世界に向けてのものでは無いのですが、これを持って竹島は正式に日本の領土になったと言うのが日本政府の見解。日本は、太平洋の島々の領有の前例をあげて、竹島の領有は必ずしも国際的に宣言をする必要は無いとしています。 その後、敗戦後一旦日本の領土から外され、サンフランシスコ平和条約で再び戻されるはずだったのですが、韓国の当時の李承晩大統領の命令により直前に武力占領され、そのまま今に至っています。 それに対し、尖閣諸島は、1895年1月(日清戦争終了の直前)に、調査の上、他国の支配が及んでいた根拠が無いことを確認の上、日本の領土に組み込みました。敗戦後、沖縄と共にアメリカの管理下に置かれたのですが、1972年の沖縄返還時にアメリカから返還されました。 ・竹島は、サンフランシスコ平和条約直前のラスク書簡などを見てもアメリカが竹島を日本の領土と考えたいたことがうかがわれます。それに対して、尖閣諸島に対してのアメリカの態度はかなり曖昧で、日本に尖閣諸島の施政権は返還していますが、領有権に関しては名言を避けています。ちなみに、領有権と施政権をわけて考える話は尖閣諸島特有で、アメリカの政治的なトリックです。これがなぜうまれたかと言うと、沖縄返還と同じタイミングで、当時のニクソン米大統領は中国との国交正常化に向けて動いていて、その時に台湾(中華民国)の蒋介石との裏取引の中に、台湾が領有を主張する尖閣諸島に対しての話があり、最近になって当時の外交文書がアメリカから公開されてきていますが、板挟みの中で苦肉の策の対応だったようです。中国の尖閣領有の領有権の主張は、台湾を中国の一部とみなす中での主張です。 ・竹島は島か、岩礁か?日韓とも竹島(独島)を島と言っているのですが、英語名はリアンクール岩礁。岩礁であれば国際法上EEZの起点になりません。実は、竹島問題があるなかで、日韓漁業協定はそれが存在しない物として、鬱陵島と隠岐の島の間にEEZを想定して、双方の操業領域を定めています。それに対して、尖閣諸島は、一時期は鰹節工場もあり200人ほどが生活をしていた列記とした島。現在は竹島を岩礁と考えようと言う意見は殆どないのですが、そもそも岩礁、暗礁、島の区別は微妙で、南シナ海で中国が基地を展開している暗礁は明らかに領有宣言ができる場所ではないのですが、中国は日本最南端の沖ノ鳥島も同じと主張しています。沖ノ鳥島はかろうじて満潮時にも海に沈まない部分を確保していますが、EEZが認められる島かと言うと苦しい説明のところはあります。その意味では日本が竹島を岩礁とすることは難しいでしょう。くだらない問題に見えて、韓国は韓国で中国とある暗礁の領有権で揉めていたりします。 ・先占と言う考えをすると、尖閣諸島に関しては中国、台湾には根拠はありません。竹島に関しては、日韓双方歴史的な史実を並べて先占を主張しています。個人の解釈を入れますが、韓国の主張は歴史的な資料としては極めて曖昧で、先占の根拠としては使えないだろうと思います。日本の主張はもっと具体的で説得力があるもの。ところが、1905年に領有するまで、何度か江戸幕府や日本政府が竹島を韓国の領土らしいと考えていたり、領土問題が面倒くさいので積極的に領土として認めないような文章が残っています。それを考えると私は、1900年くらいから、記録がはっきりしている双方の主張・史実から始めれば十分で、それまでは存在は知っていても、先占を主張できるほどの事実はなかったと解釈しても良いのではないかと思います。 ざっとこんなところですが、日本の立場・主張に関しては外務省のHPに詳しく書いてあるので、そこを起点にするのが良いと思います。
日本が国際法的に、竹島の領有権を有している根拠は、サンフランシスコ講和条約です 日本はサンフランシスコ講和条約を締結し、主権を回復していますが、その時に決められた日本の領土は 日本の本土とその周りを取り囲む数百の島とされ、その中にも竹島が含まれています (これと同時にサハリンと千島列島の領有権も放棄しています) サンフランシスコ講和条約の締結前、日本から独立した韓国は竹島の領有権をアメリカに主張しましたが アメリカは韓国が竹島を実効支配した経緯が無い事から、これを拒否しています(ラスク書簡) すると、韓国はサンフランシスコ講和条約の締結前に李承晩ラインと言う物を勝手に引き 竹島を取り込み、実効支配を始めます 当然、この行為は国際法違反です ですが、その当時の日本は主権を回復しておらず、海洋への進出もマッカーサーにより 制限されていた為、韓国が実効支配するのをただ、見ているだけしか出来ませんでした で、途中色々ありますが、とりあえず、現在に至ると言う訳です 尖閣諸島に関しては、アメリカが占領した沖縄県に付随する島で、1972年にアメリカが沖縄を 日本に返還した際、沖縄本島とそれに付随する島を纏めて日本に返還したとしています 当然の事ながらその中には尖閣諸島も含まれています 尖閣諸島に関しては、当初台湾も中国も領有権を主張していませんでした ですので、1970年以前の両国の地図では尖閣諸島は日本の領土だと示す表記が残っています ですが、国連がその地域を調査した結果、豊富な地下資源が眠っていると言う事が判ると 台湾は尖閣諸島は自分の領土だと主張し始め、中国も尖閣諸島は自国領と宣言し始めます >・法的根拠の決定的な違い これに関して、日本は法的根拠(サンフランシスコ講和条約や沖縄返還協定等)が多数ありますが 韓国、中国、台湾の法的根拠は何もありません 勝手に自国領だと宣言しているだけです >・なぜそのような違いが生じるか 国際法を理解していないか、理解しようとしていないかなんでしょうね 特に韓国は占有してしまえば自分の物と言う主張ですので
- roadhead
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最終的な違いは国が違うからでしょう。 日本の国内でも県境が決まっていない場所があります。 有名なのは富士山山頂付近です。 静岡県と山梨県の両県が争っていて今はどちらにも所属しないという事で落ち着いています。 同じ国内だから穏便に済まそうという感覚があるので問題ありませんが国が違えばそうはいきません。 特に理性的な思考が苦手な民族である韓国相手だと話し合いはかなり困難です。 事実や歴史を客観的に分析する前に感情的に騒ぎ立てるいわゆる「ヒステリー」状態ですから話し合いのテーブルに付かない。 とにかく騒ぎ立てるだけで自分の主張を曲げないので嘘でも何でもありでところ構わず大騒ぎです。 国の違いと言うより互いの思考パターン、行動パターンが違うのかも知れませんね。 国際法や国際的な調停期間に委ねることすらしないで自己の主張のみを押し付ける感覚では解決には程遠いでしょう。
- sutorama
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どのようにその島を利用していたのか 竹島は国の領土で、本土の漁師がアシカ漁にでかけていた 戦後、ひさしぶりに漁にでかけたら、支配されていて、日本の漁師が殺されています ※誰も住んでいなかったった島へひさしぶりにでかけたら、勝手に住んでいて、人が殺されたよ ※日本にはまだ自衛隊も海上警察ない時代 尖閣諸島は個人の土地(期限付きで無償貸与)として、日本人移住者が鰹節工場を建て、生活していた島 ※誰もいなくなった島を取ろうとしているよ つまり、どのような実効支配(施設を建て居住していたなど)していたのか?という点と被害の点でまとめたほうがいい
- Pochi67
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ふたつの決定的違いといえば、竹島は韓国軍が駐留してしまっているのに対し、尖閣諸島は中国や台湾が自衛隊を無視して上陸してこようとまではしていない点でしょうか。 法的根拠は先占ではあるけれど、それが国際的に認められたのはいつか?という点が、結局二国間で言い争い(一方が国際司法裁判所に提訴しようとしても、他方が拒否)になっているため、決着が見えないということも問題ですが。 日本が第二大戦敗戦後に、今まで戦争で奪っていった各国の領地を返還することになりましたが、韓国は竹島も返せと主張しました。 しかし竹島は元々日本の領地として国際的に認識されていたので、韓国の主張は通りませんでした。 韓国の古地図には確かにあの辺りに韓国の領地とする島はあるのですが、位置も形も竹島ではなく、別の島でしょ?というのが日本の主張。 埒が明かないと、実力行使で韓国が実効支配しているのが現状。 尖閣諸島は、そもそも中国や台湾が勘違いするほどの証拠もありません。 尖閣諸島近海で石油の埋蔵を確認された後に、急に主張してきたものです。 それ以前は全く主張しておらず、中華民国が発行した感謝状に「日本帝国沖縄県八重山郡尖閣列島」とあったり、中国の古地図にも日本領となっています。 中国・台湾は説得力のある証拠を持たず、韓国の証拠も微妙です。 そういう点では三国はほぼ同じですね。 なので違いは、韓国が日本が戦後でろくに対応出来ない状態の時にとっとと実力行使に出たことだと思います。 内容がおかしかったらゴメンナサイ・・・。