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明智光秀は、どうして織田信長を殺害したのでしょう?
こんにちは^^ 天下をとりたいのであれば、適当に利用して、機を見計らえばよかったのではないですか?機を見誤ったのでしょうか?
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私の前にこのようなお題を出すとは。また長くなることをご勘弁ください。なるべく短くするために、まず時系列で書きます。 本能寺の変の9日前、光秀は連歌の会を開きます。これは出陣前のお作法みたいなものでした。その会で光秀は「時は今 あめが下しる 五月かな」と読み上げます。光秀の先祖は土岐氏。「天」は「あめ」と読むこともできます。「土岐は今 天が下しる 五月かな」とは読みようによっては「暗号で決起を知らせた」とも読み取れます。 この連歌の会の参加者の一人は、秀吉の軍師である黒田官兵衛と非常に近い人物でありました。なんだか、きな臭い感じはします。 本能寺の変が起きたとき、徳川家康は信長と謁見を済ませて堺観光の最中でした。彼もまた非常に少ないお供しかおらず、いってみれば敵中に孤立した袋のネズミも同然でした。このときに伊賀を伝って三河に敵中突破したのが有名な「神君伊賀越え」というやつです。 このときの家康は、なんとも偶然にも服部半蔵をお供に従えていました。ご存知服部半蔵は伊賀の忍者でござる。神君伊賀越えは、服部半蔵の活躍なくしてはなり得ませんでした。いやあ、偶然にもいいお供を連れていたなあ(棒読み)。 そしてよく知られているように、このときの家康の接待役を仰せつかったのが明智光秀でした。つまり光秀はかなり頻繁に家康と会っていたはずです。接待役ですからね。そしてこのとき、家康一行の中には旧武田家の重臣であった穴山梅雪がいましたが、梅雪はこの混乱で命を落としています。家康一行の中で名前が残るような人物の中で命を落としたのは穴山梅雪だけです。いやあ、家康公はラッキーだったなあ(棒読み)。 本能寺の変後の3日間、最も重要と思われる時期に光秀はなぜか京都に滞在しています。このとき、ある公家と面会して「変について大いに語り合った」とその公家の日記には記してあります。しかしこの公家の日記は後から書き直したものがあり、そちらには光秀と会ったことがすっぽり抜け落ちております。そして光秀と会ったことを記した日記はどうやら隠してあったようです。 別の公家の日記は、本能寺の変前後の部分が破られていて残っていないそうです。なんだかきな臭いですね。 織田家の中にあって明智光秀は、重臣中の重臣といってもよい身分です。織田信長はしょせん尾張の田舎大名。足利将軍家にも朝廷にも強いパイプがありません。そのパイプ役を務めたのが、明智光秀と細川幽斎でした。中でも光秀はいち早く淀川と琵琶湖を繋ぐ辺りにある坂本城を与えられています。織田家の家臣団の中で、一番最初に城が与えられたのは他ならぬ明智光秀でした。家臣歴がずっと長い柴田勝家なんかより先なのです。そのくらい信長の光秀に対する信頼は絶大でした。 なぜ信長はわずかなお供しか連れていなかったのか?その理由は簡単です。最も信頼する重臣、明智光秀の軍団がすぐ近くにいるからです。何かがあれば光秀は速やかにやってくることでしょう。まあいってみりゃ近衛師団が反乱起こしたようなものなのだから防ぎようがありません。 思えば、不気味な伏線はありました。本能寺の変が起きる4年前、信長は突然官位を返上します。無官だと、天皇と会うことができません(江戸時代に日本にやってきた象は、天皇に見せるために官位が与えられました)。だけど信長は「あー。そういう仕事は光秀がやるからいいよ」といって返してしまったのです。 本能寺の変の2ヶ月前、正親町天皇は信長に対して「太政大臣か関白か征夷大将軍かどれがいい?」と聞いてきます。これ、すっごいムチャクチャなんです。そもそも信長は平氏ですから本来就ける官位は太政大臣だけです。関白は藤原氏じゃないと、征夷大将軍は源氏じゃないとなれないはずのです。後に秀吉は確か太政大臣を望んだにも関わらず関白を貰えるのがやっとで、家康だっていろいろ手を尽くしてようやく征夷大将軍を貰えたのです。日本史上、「好きな官位を持っていけ」といわれたのは、私が知る限り後にも先にも織田信長だけだったと思います。 この日本史上空前絶後のオファーに対して信長がどのように答えたのかは、記録に残っていません。 思えば明智光秀という人もよく分かりません。先祖が土岐氏といわれますが、それも定かではありません。分かるのは「足利義輝(義輝が死んだ後は義昭)の家臣であった」ということと「朝廷になんだか太いパイプを持っていた」ということだけです。朝廷・公家には非常に顔が効いたのは間違いないですが、出自がサッパリ不明なのです。なので信長の朝廷・京都工作の多くは光秀の仕事でした。 そう、光秀は間接的に黒田官兵衛(秀吉)とも繋がりがあり、家康とも繋がりがあり、朝廷とも繋がりがあるのです。根っから織田家の家臣ではない(元々は足利将軍の家臣)ですし、信長に最も仕事の面では信頼されていた家臣(始めに坂本城、後に京都の隣の丹波国を与えられた)でもありました。 そして光秀が「敵は本能寺にあり」と宣言したとき、軍団に動揺は全くありませんでした。光秀を密かに裏切り、本能寺に密告の使者を送った者は誰もいなかったのです。もし密告に成功して信長の命を助ければ、ものすごい大出世が望めたはずです。なぜ光秀の家臣団はその大出世を棒に振り、あえて謀反人の中に名前を連ねたのでしょうか。 さて、他の方もちょっと触れている天海僧正。光秀とは生まれ年が50年以上合わないとのことです。 しかしこんなエピソードが残っています。春日局が天海僧正と面会したとき、初めて会うはずなのに春日局は天海に対して「おひさしゅうございます」と挨拶したという話が残っています。春日局の父親は斎藤利三。その斎藤利三は明智光秀の重臣で、もちろん本能寺の変にも光秀軍として参加しています。さて、このエピソードは何を意味しているのでしょうね・笑?
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歴史的にはいいかげんな,個人的な空想で回答していいんですよね。(以前の「龍馬暗殺」ネタでもひとり新選組を主張して楽しませていただきました 笑) ぼくが光秀の立場だったら。たぶん性格的にいちばん近いと思います。 1.自分は「ナンバーツー」(副官の知恵袋)が似合う器だと理解していた。諸葛孔明もそういう人だったのでしょう。天下人にはなりたくなかった。 2.「キチガイを利用するのはここまで。これ以上のさばらせると,とんでもないことになる」と判断し,冷静に信長を抹殺した。信長の南蛮かぶれも「国防上やばい」と考えた。 3.その後の展開は,結果的には誤算した。しかし,偉業をなしとげて満足して死んだ。
お礼
>歴史的にはいいかげんな,個人的な空想で回答していいんですよね。(以前の「龍馬暗殺」ネタでもひとり新選組を主張して楽しませていただきました 笑) それはよいのですけれど、passersby2様ってば意外とやんちゃですからね。お手柔らかにです^^ たとえば巷で語られている、信長は本能寺の変を生き延びて大陸に渡り、チンギス・ハーンになったなんて夢があって良いですよね。 >3.その後の展開は,結果的には誤算した。しかし,偉業をなしとげて満足して死んだ。 高野山に明智光秀のお墓があるのですけれど、なんど修復しても亀裂がはしるのですって。 もしかしますと無念の死だったのかも?なんて思ってしまいます。 ご回答ありがとうございました。
- 戦艦みかさ(@mikasa1905)
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動機は色々と言われてますけど、下克上が当たり前の時代ですし、天下を取るためにきちんと機を見て決行したんだと思います。 織田軍団はみな遠方へ行っているし、信長はわずかな手勢しか連れておらず、家督を継いだ信忠も近くにいて一緒に討てる最高のタイミングです。 見誤ったのは秀吉が予想外の早さで戻って来た事と、細川藤孝や筒井順慶などの協力を得られなかった事じゃないでしょうか。
お礼
>信長はわずかな手勢しか連れておらず これも不思議です。下克上が当たり前の時代に、たった30名ですって。一クラスに満たないです。 >見誤ったのは秀吉が予想外の早さで戻って来た事と、細川藤孝や筒井順慶などの協力を得られなかった事じゃないでしょうか。 秀吉は早かったそうですね。光秀の天下は実際には13日だったそうですけれど、”三日天下”と嘲られましたよね。 ご回答ありがとうございました。
- tzd78886
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どう考えても賢い光秀が刹那的に襲撃したとは考えられない。何か裏の理由があったのだろうが、その後秀吉と家康が自分たちに都合がいいように歴史に仕立てたのだろうから、永遠の謎だろう。
お礼
>何か裏の理由があったのだろうが、その後秀吉と家康が自分たちに都合がいいように歴史に仕立てたのだろうから、永遠の謎だろう。 光秀はとっても悪い人!のように言われていますね。 少し可哀想な気がいたします。 ご回答ありがとうございました。
- citytombi
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これは歴史の謎とも言われていますね。 エグスプロージョンが、理由をちょっと語ってます。 https://www.youtube.com/watch?v=_b77mjDbips
お礼
>エグスプロージョンが、理由をちょっと語ってます。 信長はハゲにハゲと言ってしまって、光秀に憎まれてしまったのですね。 そもそも信長は面食いだったのでしょうか。森蘭丸ばかり可愛がって^^; ご回答ありがとうございました。
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お礼
楽しく拝読いたしました^^ ご回答ありがとうございました。