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鍼灸師って昔は視覚障害の人しかできなかったのですか
鍼灸師って昔は視覚障害の人しかできなかったのですか?
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ウィキペディアにはこう書いてます。 「鍼灸は、歴史的には鍼医と呼ばれ、江戸時代から戦後のある時期までは視覚障害者の業種であったが、現在では、全国的な視覚障害者の減少(盲学校入学者の激減)と相まって、晴眼者が大半である。」 ようするに江戸時代には「幕府は障害者保護政策として身体障害者に対し排他的かつ独占的職種を容認することで、障害者の経済的自立を図ろう」としました。目が見えない人には目が見えない人にしか出来ない仕事がちゃんと「区別」されてあったということです。現代ならこれを利権というべきか差別というべきかどうかは難しいですが。盲人にはそういう仕事しが出来ないという風にも取れますし、だからこそ彼らの仕事を健常者には認めないというか。 盲人の最高位を「検校(けんぎょう)」といい、有名な人では塙保己一(はなわほきいち)などがいますが、盲人には鍼灸、按摩、地歌・箏曲・胡弓などの芸能の仕事がありました。現在でもよく新春のTV番組などで聞く箏(琴)の名曲「春の海」の作者宮城道雄も盲人で、検校でした。盲人であるがゆえか移動中の列車から落ちて亡くなりました。
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