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どうしてお彼岸はお墓参りの時期になったのですか?
どういう始まりでお彼岸にお墓参りしようとなったのでしょうか?
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彼岸の中日である春分・秋分は太陽が真東から昇り、真西に沈みます。 太陽というのは昔から神の世界、仏教では大日如来の権現(この世に現れた姿)と考えられてきました。つまり大日如来の徳があの世を照らし出す日なのです。また西を彼岸(あの世)東を此岸(この世)と考え寺れており、この世とあの世に最短の道が開ける人も考えられてきました。 そこで、生きている私たちがあの世の先祖に対して祈りを捧げる日という事になります。 仏教(全てではありません)では個人の魂は仏の世界でも修行を繰り返しながらやがて仏になると考えられています。そして生きている人間にも先祖にも仏になるために大切なものは仏法です。その仏法を音読することで自分たちも仏法を学び、先祖に読み聞かせて仏法を学ぶことになるのです。これを法施(ほっせ)という布施の一つで陰徳を積む行為となります。それだけ仏に近づけるわけです。 だから生きている人が墓に詣で、先祖を思い返して法施を施すのが彼岸となります。 ただし彼岸会は日本独自のものです。 ちなみに彼岸で学ぶ内容は六波羅蜜といいます。 布施波羅蜜:檀那(だんな)分け与えること。 持戒波羅蜜:尸羅(しら)戒律(五戒)を守る。五戒=殺生、偸盗、邪淫、妄語・飲酒 忍辱波羅蜜:羼提(せんだい)耐え忍ぶこと。 精進波羅蜜:毘梨耶(びりや)努力すること。 禅定波羅蜜;禅那(ぜんな)精神集中。 智慧波羅蜜:般若(はんにゃ)迷いをなくし真理を見るための智慧を得る。 これを復習し、求め極める意思をしめす事が彼岸会の主旨です
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- 177019
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お彼岸は我が国で広く行われている仏教行事の一つです。春と秋の2回あり春分と秋分の日は昼と夜の長さが同じで太陽が真東から出て真西に沈むその日を中日とし、前後7日間修する法要がお彼岸会です。この彼岸会の習慣は印度や中国で行われた様子はありませんが、わが国では古く聖徳太子の時代から行われているようであり、日本独自の風習と言えます。その内容は時代によって移り変わりましたが、現在では世間一般に先祖を供養する事が主になっており、その現れとしてお寺へ参詣して塔婆供養したりお墓詣りをする事が通例となっています。後は仏教各宗派の考えもあり省略します。
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- maiko0333
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