- ベストアンサー
歯垢除去の保険適応、前の診療から2か月空ける必要がある?
- 歯石取りの予約を3か月前からしていたが、1か月前に歯がしみるので診察を受けた。
- その日は簡単な処置で済み、次回の予約についても言われた。
- しかし、2週間前に予約の変更を求められ、理由を詳しくはわからないため疑問が残る。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
歯科衛生士をしています。 カルテの内容は歯科医師や受付が本職なので、あまり詳しくはわかっていないのですが…… 歯のクリーニングというのは、そもそも保険で行う場合には まず初診→歯周病検査→歯石除去 が基本です。 歯科に限らず保険というのは、予防や美容のためには使えないものです。 インフルエンザ等の予防接種や、歯のホワイトニングで保険が使えないのと同じ考え方です。 そのため、保険で歯のクリーニングをするためには歯周病検査をした結果歯周病と判断できたので、それを治すための手段として歯石をとりました。という体で行われます。 その後が問題なのですが、まず患者さんのカルテをまた初診に戻すまでに基本は2ヶ月が必要です。 内科などでは前回の風邪→治ってすぐ別の病気など、まったく別物の来院理由であれば初診にできるのですが、歯科ではなかなか2ヶ月たっていないのに初診に出来るほどの理由があまりないんです。 2ヶ月たてば、また新たに初診にして歯周病の診断ができますが、2ヶ月以内だと再診なので治療がずっと続いているという考え方になり「今回の歯周病を治すために、1回きれいにしたんだよね?なのにまたクリーニングはおかしい」と、レセプトを送る保険者側からその歯医者に「これはおかしい。これに保険は使わせられない。こちらから出す筈の7割(患者が払った3割をひいた残り)分を払うわけにはいかない」 となり、その分歯医者のマイナスになります。 それを回避しながら2ヶ月あけずにクリーニングするために、カルテ上だけ歯石除去ではなく架空のまったく違う処置をしたことにして、クリーニングをしてくれる歯医者も多いですが、本来はルール違反なんです。 もしくは、その縛りを気にしなくていいように、保険を使わず自費でクリーニングをしている所もあります。 ただ、そのしみる症状があって行った時に初診にしようと思えばできた筈です。(新たな知覚過敏は、今までの歯周病とは別の病気扱いにできるので) あとのことまで考えず、とりあえずその日は安く早く再診でやってあげられる、という優しさor面倒くささで再診にしてしまったのでしょう。 なので、そこから2ヶ月あけないと初診に戻せなくなってしまったのではないでしょうか。 しかし、自分達がその後の歯石除去のことを考えず再診でやってしまっておいて、後から予約変更の電話をしてくるというのは、私から見れば「えー、ナイわ……」と思いました。 そこはルール違反で歯医者がわのリスクにはなるし取れる点数は低くなるけど、違う処置をやったことにしてクリーニングしてあげなよ、不親切だな……と感じます。 まぁ、保険のルールをしっかり守る、という点では信用できるのですが。 その医院でのクリーニングにこだわりがないのであれば、別の医院に行けばもちろんクリーニングはいつでもできますよ。 ただ、しみて来院したときに見て汚れが少なかったとか、しみていた直後にクリーニングして余計に知覚過敏にしてしまうのが怖いとか、その医員なりにしっかり考えてくれた可能性などもあるので、はっきり良いとか悪いとかは言えませんが(>_<)
お礼
なるほど!!歯石除去には一連の流れがあるのですね。初めて知りました。 歯医者さんの諸事情など知れて勉強になりました。おかげでスッキリしました。丁寧な回答ありがとうございました!!