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市販の家具の塗り直しについて
- DIYでちゃぶ台やその他古くなった家具の塗り直しをしていますが、塗膜の削り方に悩んでいます。
- 濃い色のアンティーク風に仕上げたいのですが、元の塗装の色よりも濃い色に塗る際の注意点が知りたいです。
- マガジンラックの細かいところが塗料を落としきれず、仕上がりに影響が出ています。アドバイスを求めています。
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色つきワトコオイルは蒸発する油に染料(顔料)を混ぜたワシンの油性ステインみたいなものではなく、「乾性油」に染料を混ぜたものなんです。だから名前もステインと言っていない。 https://www.hoxan.co.jp/watco/products/oil/ 〈ただし他の銘柄の製品でやはり着色乾性油なのに「ステイン」と呼んでいる製品もあります。〉 つまり着色ワトコを使うとそのままオイルフィニッシュになるということです。 オイルフィニッシュは乾くと空気中の酸素と化合して固まるオイル「乾性油」を木地にしみ込ませて、しみ込んだ状態で硬化させるという原理のものです。 これにたいしてワックスフィニッシュは、多少しみ込(熱を掛けて液状にすればしみ込むと思います)はありますが主に木の表面に薄いワックスの層を作っています。ワックスはオイルのように硬化しませんので、暑い季節には柔らかくなって接触するものに色移りも起こります。 オイルは確かに硬化するまで時間が掛かり、その間独特のあまり良いとはいえない臭いがします。べたべたしなくなるまで3日、完全に乾くまでは1週間からひと月ぐらいはかかるかも。 オイルは塗って少し置いてから浮いた油を拭き取ってしまって乾かすのが正規です。 ワックスフィニッシュにしようと決めたのならやってみてもいいのではないですか。 輪ジミとかできたらそのつどレタッチすればいいかと思います。 染色の手順がのみ込めていれば、無垢の木であればレタッチするにしてもそれを繰り返すだけですよね。レタッチ当初そこだけ浮いていてもしばらくすればなじみます。 あとで気が変わったらワックスリムーバーで剥がせばニスまたはオイルも塗れると思います。 板を平面にするのが無理なようでしたら、ペーパーがけは、板の反りを残すと考えてやはり小さい当て木をして今の面にそって削ってしまうのがいいと思います。まあでもまずは#80でやってみてからですね。 着色は色つきオイルや色つきワックスでつける方法もありますが、先に「ステイン」つまり蒸発する油や薄いアクリルエマルジョンに染料・顔料を溶いてあるもので色を付けておいて上から透明のワックスやオイルやニスで仕上げる方法があり、その方が色のコントロールはしやすいと思います。書いていらっしゃるように両方で色をつけることももちろんできますしそれはそれで色の効果は違ってくると思いますが。 ステインという呼び名については最初に書いたようにメーカー・販社によって混乱がありますのでよく成分や使用法などを読み込むべきです。
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- Postizos
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茶色いのが旧ニスの塗膜だったらやはりムラの元になるんじゃないかと私は思います。ムラも悪くない場合はありますけれどニスの所だけ乗らないというのはやはり感じ悪い。 試しにペイント薄め液を塗ってみてしみ込み加減をみてはいかがでしょうか。濡れ色の違いで判断できそうに思います。(しみ込まない所は濡れ色が薄くなる) しかし木の焼け色が残っている可能性もあります。その場合はステインは塗れます。 でも私でしたら天板表側だけは一皮剝いてしまうと思います。裏はテキトウです。 削り残りがあるとのことですが、最初から#240のような細かい番手でやっていませんか?面出しは#80とか100とかの荒いものからはじめないと能率が悪いです。80→120→240ぐらいがまあ一般的な推奨です。すでにそのようにやってるんでしたらごめんなさい。もう一頑張りだと思います。 板に反りがあって削り残しができてしまうのでしたら、サンダーではなくてもっと小さい木切れに紙ヤスリを巻いて反った面に合わせて手で削る手もあります。カンナで平面を出してもいいと思いますがちょっとたいへんかも。 サンドペーパーは白いやつが赤いのよりよく研げるしもちます。 着色に水性ステインとブライワックス、着色タイプでしょうか、を併用するとのことですが、天板でしたらワックス仕上げよりはオイル(ワトコなどの乾性油)仕上げの方が丈夫でいいと思います。ステインの上にオイルは塗れますがワックスの上にオイルは難しいです。 あとブライワックスはトルエンを使ってるタイプのは外でやらないと臭くてたいへんだと思います。 ステインは水性のほうが濃くしやすいですが、完成後の補修がしやすく、濃過ぎた場合に薄くしたりもできるのは油性の方です。(塗ったばかりならペイント薄め液で拭いて薄くできます) オイル仕上げの場合は掃除でしつこく拭いたりすると色が薄くなったりしますが、そこをステインやオイルでレタッチできます。 着色ワックス仕上げの場合は拭けば必ず薄くなって行きます。まあでもレタッチは可能ですが。 あとペンキが落ちないマガジンラックですが、ペイントリムーバー(=塗料剥がし剤)も使えます。 一例 http://www.asahipen.jp/product/detail.php?top_cat=02&cat=02&middle_cat=21&item_code=12463 塗装はちゃんとやろうと思うととにかく面倒なのです。
お礼
大変詳しいご回答ありがとうございます。 天板だけはかなり白くなるまで研ぎましたが、どうしても反りやうねりが縁周辺にあるようです。 ペーパーの番手は200番の金網みたいなやつから始めてしまいました。 脚などはもっと荒いのからやり直してみようかなと思います。 そもそも、気に入っていたちゃぶ台なんですが数年使わない間にカビ臭くなり、何をしても落ちないので今回自分で削って塗ってみよう!と思い立ったのですが、大変だけど仕上がりは楽しみですし勉強になっています。 詳しく書いてくださり大変勉強になりました、お手すきでしたら補足にまたご回答いただけるとありがたいです。 ありがとうございました。
補足
ステインは、本当はワトコのエボニー使ってみたかったんですが、きつい匂いが何日も取れない、乾くのに時間がかかるなどの情報を目にしたので、ワシンの水性ステインにしました。小物ならいいですが、食卓に使うちゃぶ台なのと、作業場所は屋外ですが作業中でも代用のテーブルがないため夜は家の中に入れてそのちゃぶ台で食事をしている状況です・・・。やはり食卓にもワトコの方がいいでしょうか?まだ開封してないので返品交換ができます。 ブライワックスはトルエンフリーのを買いました。
木地の下数ミリまで塗料が吸い込んでいる状況でも 表面さえ上手く削れば塗料は塗れますよ。 その際元の塗料よりも薄い色だと重なった部分だけ 濃くなるので、濃い塗料を塗れば良いと思います。 まあもちろん理想は木地が元の木肌の色が見えるまで 綺麗に削った方が良いですけど、その場合は元の色よりも 薄い仕上げにしたいっていう理由からで、濃い色や塗りつぶすのなら 残っていても問題ない、ですね。
お礼
やっぱり、色が残っていても表面が削れていればステインは乗るのですか。 かなり濃いめの、いわゆるウォールナットやエボニー系の色にしたく、塗りムラもまあアンティークっぽくて味が出るかなと考えているので、全部無垢にしないと弾いちゃう・・・というのでなければオッケーなのですね。 その程度の削りなら後少しで終われます。 投げ出さずに今日中に削りだけでも終わらせようと思います(関東は今日お天気が悪く、屋外で作業している焦りもありました・笑)。 素早いご回答、助かりました!ありがとうございます。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。 ちょっと私用が立て込み、作業が中断されているので・・・。 再度の大変詳しいご回答ありがとうございます。 ペーパーを買い直し、時間のあるときにおっしゃられた方法で下地処理をし、とりあえず今回のちゃぶ台は水性ステインで色つけ、ブライワックスで仕上げてみようと思います。 ワトコオイルで仕上げるのもぜひやってみたい方法なので、ちゃぶ台が完成したら他の小物で挑戦してみようと思います! 下地処理、塗り方だけでなく、ネットの検索でもイマイチ分からなかった部分を教えていただき、大変勉強になりました。 ありがとうございました!