FX歴18年ほどの者です。
全て数えたことはないですが、世界中の総裁と名のつく人の会見は年に数百回はあるでしょうね。
例えば、FRB(米連邦準備理事会)のFOMCだけでも、今年以下のとおりです。
声明発表の他にも、日常的にニューヨーク連銀総裁・クリーブランド地区連銀総裁・ボストン地区連銀総裁・セントルイス地区連銀総裁・カンザスシティー地区連銀総裁などの意見表明があります。
こちらも総裁と名のつく有力な人物で、意見はFOMCの鍵を握る相場変動の要因として注目されます。
こういったFOMC発表より前の地区連銀総裁の意見表明をもとに、アナリストやトレーダーなどはFOMCの決定を予測しています。
FOMCの決定を見てから動くのではなく、決定を予測して注文を待機させておくということですね。
以下はアメリカのFOMCだけの例で、その他、日銀ほか欧州のそれぞれの連邦銀行にも「総裁」や「地区総裁」はいますから、それぞれの声明発表を数えれば年数百回となることもご理解できるでしょう。
ご参考 2016年のFOMCスケジュール
1月26─27日
2日目米東部標準時間午後2時(1900GMT、日本時間28日午前4時)に声明発表
3月15─16日
2日目米東部夏時間午後2時(1800GMT、日本時間17日午前3時)に声明発表
日本時間午前3時半に記者会見
4月26日─27日
2日目米東部夏時間午後2時(1800GMT、日本時間28日午前3時)に声明発表
6月14─15日
2日目米東部夏時間午後2時(1800GMT、日本時間16日午前3時)に声明発表
日本時間午前3時半に記者会見
7月26─27日
2日目米東部夏時間午後2時(1800GMT、日本時間28日午前3時)に声明発表
9月20─21日
2日目米東部夏時間午後2時(1800GMT、日本時間22日午前3時)に声明発表
日本時間午前3時半に記者会見
11月1─2日
2日目米東部夏時間午後2時(1800GMT、日本時間3日午前3時)に声明発表
12月13─14日
2日目米東部標準時間午後2時(1900GMT、日本時間15日午前4時)に声明発表
日本時間午前4時半に記者会見