未経験者がネットワーク管理責任者になる危険性

質問

社内SEとして300名ほどの商事会社で勤務しています。
今まで10年ほどサーバやクライアントの運営を担当してきましたが、
ネットワークやファイアウォールの担当者が異動となり、後任としてアサインされました。

いままでFirewallのルールを変更したり、ルータの構成を変更したこともなく、
ITの専門性もそれほど高い水準ではありません（応用情報技術者合格レベル）
力量も災害対策や攻撃対策など守備範囲が幅広くなってしまうので、
そのまま引き受けると、結果として会社に損害をもたらしそうに思っています。
現在リスク分析を、行っていますが、どのように描写すべきかで行き詰まっています。

今のところ、次の二つを中心に上司へ相談しようと思います
-障害発生時の対応遅れにより業務停止が長期化するリスク
　→　二次的被害：取引先からの信頼を失う、失注する
-セキュリティ対策不十分で脆弱性が漫然と放置されるリスク
　→　二次的被害：攻撃された際、対策を怠った、と処罰される
よくあることですが、上司はIT門外漢です。

ITに詳しい上司はいましたが退職し、二人体制で勤務しています。
そのうち一人がネットワークのスペシャリストでしたが、
代わりに、未経験者が私の下につくことになりました。
後輩に教える時間も確保せねばならず、問題を起こす前になんとか手を打たねばと思ってます。
損害賠償責任で莫大な負債を担当者が負うことも考えられるのでは、、と不安が募り、
最悪の場合、会社を移ることも視野に入れてます
（それは最後の手段ですので情報収集にとどめています）
経験のある方のアドバイスいただくと幸いです。

回答No.3

hue2011 · ベストアンサー

まず、未経験と未知識は違うことです。

未知識は論外で、車が存在することすら知らない人間に運転しろといっても完全に不可能なのと同じです。

iptablesやhttpdなどを毎日のように使うことがある人間は未知識ではありませんが、ネットワーク管理を業務でやっていなければ未経験です。
ただし、知るだけはよく知っていますから、おっかなびっくりでも実務をすることは可能です。
誰でも最初は未経験からはじまりますから。

ただし、未経験者をひとりだけで置いておくことはふつうしません。
なぜかというと、あるいたら危ないどぶ板の場所とかは知っている人から教えてもらわないとどんな力のある人間でもわからないし、転ぶからです。
知識のある人間を、リハビリ的に業務についてもらうため、前任者がひと月は引き継ぎと言う名目で一緒に働くのが常識です。

どうも会社の人事の動きとして、そこのリスクおよび社会的責任に関し乏しいように思います。

結果として会社に損害を被るのは自業自得ですが、その原因に巻き込まれてはあなたがたまりません。

リスク分析なんかできないでしょう。
あなたの能力を否定しているわけではなく、経験の問題です。
実際の脅威とか不具合を体験したこともないのに、本で読んだ程度の話で何かを書いてもほとんど無意味です。
何を書いても絵空事になり、その対策も不自然で実現に異様な努力が必要なものだらけになってしまいます。そして効能はほとんどありません。
描写以前に「できません」というべきです。

そういっても、このレベルの会社だと精神論だとかクリエイティビティだとかわけのわからないコトバで責めるのが関の山です。

転職をお考えになるのが最善だと思います。

お礼

ありがとうございます。
おっしゃるとおりリスク分析などできません。
せいぜいもっともらしいストーリーをこしらえて
「いかにステークホルダの共感を得るか」を練るのみです。
そういう場面もビジネスにはつきまといますね。
正攻法ではどうもできません。
言いだしっぺはトップで、
変化をたいそう好まれる権力者なので、
あきらめるしかない状況です。

回答No.2

hiodraiu

セキュリティーの被害って自社だけの留まらず、取引先や、もっと広い範囲で無関係の世間様に対して攻撃してしまう可能性があります。そうなったら担当者が賠償をなんてレベルではなく会社としての責任を問われるレベルの話です。
私の会社はソフトウェアの開発を行っていてコンピューターのプロ集団ですが、開発のプロであってもネットワークの運用のプロではないですから、会社のネットワークの管理は専門の会社に任せてます。

お礼

ありがとうございます。ここでYESをいうのは犯罪と同じレベルだと悟りました。速やかに引退する方向で考え、アウトソースも検討します。

回答No.1

sunflowerlove

ご質問者さんのスキルセットでは、ファイアーウオール装置の維持管理やネットワーク設計を行うのは、申し上げづらいのですが困難だと思います。

昨今においては、クラック手法がかなり高度化しており、利用している通信機器のファームウェアバージョンなどを把握し、脆弱性情報のデータベース上にある報告を常にウオッチしておく必要性もあります。

ウイルスを個人で作っていた時代は終わり、いまは犯罪組織や国家諜報機関がクラックしている時代ですので、高度な専門知識をつけなければ守ることができません。

入口、出口対策だけでなく、複数の防御ポイントを持っておくことも、軍における常識と同じく、いまや企業にも求められています。

スキルのある方を採用していただくか、後々かなりの大事となり懲戒解雇となる危険性を回避するために転職をされることをお勧めします。入社時に保証人などをたたていたら尚のことです。

お礼

ありがとうございます。知らないということは怖いことですね。引き受けたら懲戒解雇が目に見えてきました。「やってみろ、チャレンジだ」と指示した上司も巻き込んでしまうので転職の選択は妥当に思えてきました。