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真空管の負荷抵抗とOPTのインピーダンスについて
- 真空管の負荷抵抗と出力トランスのインピーダンスについて、UV211シングルアンプキットの出力トランスが交換された場合の影響について質問です。
- UV211シングルアンプキットの出力トランスがマグネクエストFS-008に交換されており、スピーカー出力は16Ωに配線されています。しかし、適正負荷抵抗は10kΩなので、この場合の影響について教えてください。
- また、スピーカーのインピーダンスが6Ωと8Ωの場合は、出力トランスのスピーカー出力を4Ωまたは9Ωにする方が適切でしょうか?
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UV211の適正負荷が10kΩに対し8.8kΩのOPTですから大きなミスマッチとは言えません。16Ωのスピーカーを使用している限り問題にはなりにくいでしょう。 そこに8Ωを繋げば単純に一次側も半分の4.4kΩとなりますのでUV211に対する負荷線が立つために適正時のバイアスがー81vの場合グリッド電圧でピーク値0~-162vスイングできるのに対して0v方向では過電流(定格オーバー)-162v方向ではそこまで行けなくなります。出力は増えるが歪が多くなるといえます。これは最大出力付近での現象ですので普段は違和感もなく聞くことが出来ると思います。逆の場合には負荷線が寝てくるために出力は減るが歪も減ることとなります。ただ出力管がカットオフしたときのプレート電圧がOPTの耐圧を超える場合が有りますので要注意です。 6Ωのスピーカーは4Ω端子へ、8Ωなら9Ω端子又は4Ω端子へ繋ぐのが適正と思います。 しかし、スピーカーのインピーダンスは周波数によって異なり公称インピーダンスを示す周波数帯域は極狭いものですし、LCネットワークを使用した物では公称インピーダンスの半分位に下がる周波数を持つ物も有りますので大方ミスマッチで聞いているということにもなります。
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- opeamp
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訂正。 回路を見るとバイアスはー56vでしたね。信号はP-Pで112vまで振ることが可能です。 負荷が低下すると負荷線が立つためバイアスの低くなる方向で信号が伸び、逆にバイアスが深くなる方で縮む様になるため波形が歪みますが出力は大きく取れます(限度は在る)逆に負荷が増加すると負荷線が寝るために信号の歪は若干減少するもののバイアス電圧の変化に対するプレート電流の変化が少なくなるために出力が低下します。
お礼
-56vですね.私も回路図を持っていながら気づきませんでした.ありがとうございました.
- kimamaoyaji
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16Ωにしてしまうと真空管の電流が増えることになります、8Ωに対して8Ωなら適正値ですが、16Ωに対して8Ωだとオーバードライブになり、真空管が極度に痛みます。 つまり出力の電圧が倍なので、出力電力は理屈上倍ですが、211がオーバードライブで駆動できないのでそこまで上がりません、9Ωなら10%ちょっとの誤差ですから問題はありません、無論4Ωなら全く問題は無いですが、最大出力は出せません。
お礼
簡潔で解り易いご回答ありがとうございました.
お礼
詳細なご説明,ありがとうございました.大変良く理解できました. スピーカーのインピーダンスも周波数によって異なるわけですから大方ミスマッチ,ということも再認識できました.定格を守ることは重要なことですが,実際の動作を理解した上で,悩むところは悩む,ですね.ありがとうございます.まずは,9Ω配線に変更します.