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抗がん剤を辞めるタイミングは?
- 父の抗がん剤治療を考える上で、適切なタイミングはいつなのか悩んでいます。抗がん剤治療をやめるべきかどうか迷っている方に、参考になる情報をご紹介します。
- 抗がん剤治療を受ける上で、タイミングは非常に重要です。まずは、父の現在の状態と副作用について考慮しながら、医師の意見を聞くことが必要です。
- 抗がん剤治療を中止するタイミングは個人によって異なります。体重や食事の摂取状況、身体の状態などを考慮しながら、父自身の意思を最重要視する必要があります。
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質問者が選んだベストアンサー
かかりつけ医の認識が古いです。 腎盂がん(腎盂・尿管がん)の場合、5年生存率は非転移時は100%であり有転移性の場合でも奏功率は高いがんの1つです。従ってGC療法(ちなみにカルボプラチンではなく、恐らくシスプラチンだと思います)は選択肢として間違いではないと思います(強いて言えば、GC療法という選択は平均的だなとも思います。GEP療法が最近治療成績が良いと報告されているので、そちらでも良かったかなとは思います) 奏功率はGC療法で65%程度(完治ではなく、軽減)でGEP療法ならさらに高い成績が報告されています。 ただし、腎機能の低下があるならばシスプラチンの投与規制因子ですので、投与量を減らすという選択をしなければならなくなるかもしれません。行っているとは思いますがショートハイドレーションとMgの追加も良いかと思います。 抗がん剤が蓄積するかという疑問については、ほかの方が回答していますが誤りです。確かにGC療法のジェムザール(ゲミシタビン)は蓄積しません。しかし、シスプラチンはPtという金属を含み腎不全時には腎臓に蓄積することがすでに複数の論文によって報告されています。現在は、ショートハイドレーションやMgの添加によって蓄積を防ぐ方向には行っていますが蓄積しないという回答は間違いなのです。 しかし、同時に質問者さんの認識も誤りです。別にPtが蓄積したところで副作用がもっと酷くなるということはありません。強いて言えば腎障害だけが心配ということになります。 骨髄抑制等があるとのことですが、恐らくG-CSF製剤でフォローアップしていると思いますし体力が落ちるのは抗がん剤の副作用だけではなく入院のストレスやご家族が不安そうにしていることなども関係していると思います。 事実、私自身臨床でそういう方をお見かけします。家族が心配している、不安にさせるなら治療を止めようか。と心情を吐露する方は確かにいるのです。 間違えないで頂きたいのですが、治療で頑張っているのはお父様です。 治療でお辛いのもお父様です。 治療で不安なのもお父様なのです。 ご家族がなさるべきなのは安易に治療中止という選択を勝手に考慮することではなく、お父様を精神的に支えることではありませんか? 治療効果が乏しければほかの治療法があります。個人的にはGCやGEPで奏功しないのであれば治療中止というのも選択肢に入るとは思いますが、それまでは安易に治療をやめるべきではないと考えています。 具体的に申し上げると、無治療群と治療群では約3年程度の生存期間の差があるからです。私の専門は消化器ですが、消化器だとその差が3ヶ月程度というものもあります。この場合、私は無理な治療は進めないことにしています。3ヶ月という期間のために副作用の大きい治療を患者さんに強いるべきではないと考えているからです。 しかし、数年単位の場合はどうでしょうか。しかも、GCやGEPは治療が奏功した場合再度症状が出てくるまで自由にすることができる場合もあります。ですので、ご自身のお父様がどのような状態であるのか担当医としっかり話をして治療がどの程度必要なのかをしっかり理解なさる必要があると思います。 なぜかかりつけ医を批判したかというと、私も含めて部外者はがんの浸潤の程度や転移の重特性を検査結果を見れないので判断できないというのが1つ。 そして、判断できない場合化学療法の必要性を判断できないというのが1つです。 以上のことから、今まず行うべきは担当医から説明をしっかり聞いて ・治療した場合の生存率と、そうでない場合にどの程度差があるのか ・治療が奏功すれば、自宅へ戻ったり余生を楽しむ時間ができるのか ・治療の副作用や問題などについて緩和ケアチームなどが密接に対応しているのか の3点だと思います。この説明を聞けば不安はほぼなくなると思いますので、ご検討下さい *ただし、これらは全て転移なども含めてある程度治療効果が出やすいタイプであった場合の話です。治療抵抗性の場合は、治療群との生存率の差を確かめた上で速やかに緩和ケアに移るべきだと思います
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- rokutaro36
- ベストアンサー率55% (5458/9820)
一般論です。 抗がん剤を止めるタイミングは、 (1)効果がないことが明らかになったとき (2)副作用で、継続が困難なとき の2つがあります。 副作用が出てからでは遅いのではないか、というご質問ですが、 副作用を予測することはできないので、出てから対処するしか、 方法がないのです。 効果があり、副作用も投与中止するほどではない場合、 半年(6クール)が一つの目安になると思います。 ご参考になれば、幸いです。
お礼
ありがとうございます。 シンプルなお答え、わかりやすくて嬉しいです。
- Dr_Hyper
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一般的なことだけですが 抗がん剤は現在でも日進月歩です。医師のレベルによってはということはありますが,抗がん剤は良くならない,人を殺すための毒で医者や製薬会社が設けるために投与するという都市伝説に乗っかるへんな自称医師のブログなどをみて信用しない方がいいですよ。 あなたの文面でも「抗がん剤が蓄積する」という表現がありました。 これは飲んだ瞬間に副作用が出てくるわけで無く,継続的に続けていると徐々に副作用が出てくることを意味し,決して重金属のように一生排出されずに体に残ってしまうために・・・・という意味ではありません。でもネットではまつでイタイイタイ病や水俣病と同じように成るみたいなことが勘違いした人間から発せられてしまうので,抗がん剤を飲めば直ったかも知れない芸能人が発症後凄く早くになくなるケースだってありましたよね。 たしかに抗がん剤は体の正常な細胞も傷付けることから副作用はでます。 でもそれ以上に癌に有効に作用するから投与するのです。 ただ今はその薬の選択肢も多岐にわたるために,医者はいろいろな可能性の中から選択なくてはならないから,試してみましょう。様子を見てみましょう。となります。それは人によって副作用もまちまちだからです。 ただ一般に試してみようなどといっている場合後戻りできない治療では無いことのほうが多いです。 なので今は勉強することは大事ですが,ある程度医者の方針は信用して不安ならネットでは無くて他の病院の医師の判断を仰ぐようにしてください。 医者は訴えられてもそれでも治療をするという覚悟で自分の身をさらしてあなたのお父様の治療を行っていますよね,決して匿名ではありません。でもあなたが参考にしているネットの情報やブログのなかには,まったくあなたのお父様に責任を持たないど素人やそんなところに書きたがるのは名前を出せない程度の目立ちたがり屋が書いてます。 お父さんのためにいろいろしらべて勉強することは大事ですが,安易に巷で言われている噂を信用してはいけませんよ。
お礼
ありがとうございます。 父が抗がん剤治療を受けているのは大学病院なのですが 大学病院での担当医が言うことと 普段からかかって診て頂いてる医師の言うことが微妙に違うのです。 (かかりつけ医に癌を見つけてもらって、糖尿の方でお世話になってます) かかりつけ医はベテラン医師で、点滴の抗がん剤を良いとは思っておらず 「体重が減ったり、食事が取れなくなったり、しんどいと思ったらやめたらいい。」と言われました。 大学病院の担当医は「腎盂がんなら抗がん剤は効く。小さくなったら手術することも可能になる。癌が大きくなっていたり変化がなければ止めるべきだが、小さくなっているなら潰すまで治療を続けた方がいい。」と言います。
お礼
腎盂がんは転移が見られない場合は5年生存率が100%とのことですが その通り、発見→摘出手術から5年がたちました。そしてこの度、リンパ節にのみ転移が見られています。 使用された薬剤はシスプラチンではなく、カルボプラチンです。 大学病院の担当医から直接、説明を受けましたし、実際投与された際に目で確認しております。