「貧困率」について質問です。
「貧困率」について質問です。
橘木俊詔「格差社会」に、貧困率について述べられていました。
貧困率とは、その国の平均的所得の50%以下の所得以下人を貧困者と定義し、その割合のことと定義しております。
そして、60歳以上の人及び18~25歳の間の人の貧困率が高いことを上げ、その世代が貧困に陥っていると論じています。
しかし、よく考えればこれは当然のことですよね?
なぜなら、老齢者世代は就職していない場合が多く、その分「貧困者」になるのはとうぜんですし、さらに年功序列型賃金制度である日本社会において、若年層の所得が少ないのも至極真っ当なことであるはずです。
しかし、これらを貧困と称して、若者の貧困率が大きいのは非正規社員が増えたからだと論じる著者の論理展開は不当ではないでしょうか?
さらに、老齢者も所得は少ないけれども、貯蓄は大きいはずであり、一概に貧困者と見るのは誤りだと感じるのですがどうでしょうか?
よろしくお願いします。