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これは逃げ?部活を辞めること
こんにちは、大学で弓道部に所属している学生です。部活を辞めようと思っていますが、心の中で迷いがあります。以下、長文です。 自分は高校から弓道を続け、大学でも続けたいと思い、弓道部に入部していままで続けてきました。しかし、大学で1年続けて自分の弓道における上達が全くなく、弓道が嫌になり、辞めたいと思うようになりました。 同期の初心者は先輩たちのおかげで1年でかなり上達し、練習でもよく中(あた)り、大会で賞をとったり、自分とは比較にならにほど上手です。自分と同じ経験者の人も同期に2人います。その人たちも入部数ヶ月で、ブランクを取り戻して結果を納めています。 対して、自分は試合ではロクに中てられず、普段の稽古でも的中率は半分以下、ほかの人よりも練習時間をとり、オフでも課された練習ノルマ以上の練習をしてきました。しかし、射型(引き方)はさほど変わらず、一つ癖を直したら別の欠陥が...とか、同じ癖を再発しているとか...ずっといたちごっこでした。どうこうしてる内に1年が経ち、先輩達は引退し、自分は人数が少ないため嫌でも試合に出なければなりません。しかし、試合では当たらない。春のリーグでは、ダメだと判断されたのか、控えになり出番はありませんでした。(引退した4年生が試合に出てくれたので人数は何とかなっていました。) 試合で結果はだせず、仲間の信頼を失い、練習しても上達せず、様々方法を試しても結局上手くいきませんでした。週一で来る顧問の師範には、そのままでいいのかとか、何度も同じことを言わせるなとか、すぐに1年にぬかされるぞとか、毎回怒られ、正直焦り、嫌になってます。 そして、今。自分は弓道は向いてない、何をやっても無駄だ、と思うようになりました。先輩に相談しましたが、「続けることもまた、いいんじゃない?」、「出尽くすほどの努力をした?」と言われました。確かに、その通りだと思います。ですが、ネガティブな性格のせいなのか、経過を見てなのか、自分の能力では弓道は上手くならない。なら今興味を持っている別のことに集中した方が、大学生活をより有意義につかえるのでは?と思っています。 続けることが美しい。結果によらずその過程が生きてくる。といった言葉もアリだと思います。ですが今の自分はそれがホントに最良なのか分かりません。(どれが正しいとか結局判断できませんが)あと2年の大学生活、自分は色々なことをしたいです。弓道にかけてもいいと思った時期もありました。落ち込んでも、結果が出せなくてもなんとかなる!と思えた時期もありました。ですがもう限界です。弓道・部活と縁を切って、新しいことを始めるのもアリじゃない?と最近思っています。弓道にかけて、結局何も結果も出せず、上達せず、ダメでしたーなんていう結果もバカバカしいです。 そんなことと矛盾して、「部活の友達と気まずくなるのは嫌だ」、「ここで辞めたら、嫌なことから逃げているのではないか」と思っています。めんどくさい、今の射型にそっくりな緩んだ性格だなと自分でも思っています。(笑) まとめます。 ・自分の能力に対する失望 ・同期との上達格差 ・同期・先輩・後輩からの目 ・顧問との不釣り合い ・新しいことへの興味(ロングツーリング) が辞めたい要因で、 ・仲間との疎遠 ・友達が結構減る(笑) ・本当にこれでいいのか?あきっぽい性格を助長させないか? ・これはただ逃げてるだけなのか? ・努力すれば(引退まであと1年半)きっと上達するのか? が迷いの要因です。 長文大変失礼いたしました。 回答者様の視点から、アドバイスよろしく願いします
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家かなもり 先生(@shuminm1645m) 武道・格闘技教室講師
武道の指導者をしている者です。 確かに、一般的な武道・体育会の指導者、先輩ならば、”続けなさい”と言うと思います。 しかしながら私は新しいことに時間を費やすことをお勧めします。 私も大学で空手道部を4年間続けましたが、もちろん人によってはその部活の空気や指導者、場合によっては練習内容と相性が良くないこともあり、多くの人がやめていきました。だからと言って、部活に残った者は惜しむことはあっても、彼らを軽蔑したり関係が悪化すると言うことは特に無かったと思います。(確かに顔を合わせる機会は激減しますが。) また、部活を退いてから新しいことを始めたり、勉強に集中したりで好成績を残すものもいました。もう新しい分野への興味もあるようですからこの点では部活をやめても他に生産的な活動はできると思います。 私自身、あまり勝ち負けに拘るのが嫌いな性格でした。(型をとても大切にしていますので、高段位はいただいています。)幸い、所属していた空手道部も試合を重視しなかったので居心地が良く、続けることができました。 質問者様の場合はむしろ勝ち負けを重視する部活と、続けるという過程を重視したいというお気持ちとで摩擦があるように思えます。 弓道を続けると言うのであれば、大学の部活以外にもサークルや社会人団体などの選択肢もあるのではないでしょうか。 また、指導者や練習方法を変えたら驚くほどの上達を見せる人もいました。これは練習方法や指導者との相性問題です。 以上から質問者様のまとめた要素に意見させていただくと、 ・自分の能力に対する失望 ・同期との上達格差 (指導者との相性問題もあります。他の分野で才能が開花することもあります。部活の弓道のみで生きるわけでも無いので気にしすぎないほうが良いと思います。) ・同期・先輩・後輩からの目 (大学生にもなればうらむ様な事は無いと思います。やはりさびしくなるのは惜しいので引きとめはするはずです。) ・顧問との不釣り合い (これが武道では一番重要なことだと思います。納得のできる指導者を見つけてください。) ・新しいことへの興味(ロングツーリング) (素晴らしいことです。社会人になるとなかなか新しいことははじめられません。今のうちです。) ・仲間との疎遠 (残念ながら疎遠にはなると思います。) ・友達が結構減る(笑) (新しいサークルに所属すればまた増えます。) ・本当にこれでいいのか?あきっぽい性格を助長させないか? ・これはただ逃げてるだけなのか? (この二つは一般的によく批判される点ですが、他にやることがあるのであれば問題ないと思います。) ・努力すれば(引退まであと1年半)きっと上達するのか? (現在の部活の中で試行錯誤したようですから、環境を変えないと確立は低いと思います。) 実は、同じような理由で大学の部活を辞めてきた人が私の教室に入門したことも度々あります。部活をやめても武道を続けたい、と言う人はダラダラ続けている部員よりも筋が良いのです。(努力をしている門下生を上達させされないのは練習内容に問題があるのかもしれません。) しばらく弓道を離れても、時間を置いてから改めて始めるのもいいと思います。一度経験した種目はいつでも始められます。 以上から、確かにやめることのデメリットもありますが、メリットも多く、大部分のデメリットも辞めてからの活動で取り戻せると思います。
かなもり 先生(@shuminm1645m) プロフィール
【自己紹介】 5歳から拳流館で空手を学びました。 もともと、気が弱い生徒だったので、当初は試合にも勝てず、空手も好きではありませんでした。現在では真面目な子、優しい子でも無理なく続けられ、必ず強く...
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