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精神疾患に詳しい方に。私って異常でしょうか
精神疾患に詳しい医師の方、あるいはカウンセラーの方にご教示いただければ幸いです。 神戸連続児童殺害傷害事件から19年になります。 あの事件で犯人の少年の性格(性的サディズム)が話題になりました。 じつは私も、あの犯人の少年ほど逸脱したものではありませんが、そういう傾向があるのではないかと感じてしまうことがあります。 小学生のころ、テレビの実写ヒーロー物やアニメで、人が残酷な殺され方をされたり、女の人や子どもが目をむいて死んでいるシーンに、体が性的に反応してしまうのです。 たとえば、ウルトラマンなどで、怪獣に建物が破壊されるシーンをみると、あの建物の下敷きになって、目をむいて死んでいる人を想像して、性的反応(性器がぼっきする)をしたりします。 小さい時は、神戸の事件の犯人にも見られたような、小さな虫や、魚やザリガニの身体をばらばらにするということがありました。こちらは性的興奮は伴いませんが、すっきりした気分になりました。 いま(30代なかば)でも、オナニーする時、上記のような映像をみながらやると、興奮がすごく高まり、いきやすくなります。 昔のアニメビデオやコミックから、そういうシーンを取って、壁に貼って、激しく興奮しながら自慰行為にとろけています。 こういう私って、「性的サディズム」の傾向があるのでしょうか? やはり異常なのでしょうか?
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- moritaroh
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血と精液はある意味で一緒です。 古代ギリシャ・ローマなどの文化、はたまた南米の旧文明でもそうだったように、血や肉は非常に神聖かつ性的なものであり、性欲とも密接です。 男性は特に、興奮物質であるアドレナリンと性的興奮の区別があまりありません。 古代では、戦の狼煙がわりに動物や女性などを生贄に捧げ戦士である男性たちの興奮状態をつくりだした、などが知られていますし、またカニバリズム(食人)の文化として、戦で勝った際には敵の兵士を食べることで、戦により体についた死の呪いを遠ざけるとか、そういった意味合いがありました。 カニバリズムの文化においては女性が重要視されることもあります。 戦におもむく男性にとって「血」は死を意味する不吉なものであり、しかし女性は定期的に月経血を流すので、邪悪さとともに死をも超越した神聖さを持っていたとされています。そのため、死を克服するような意味で女性を食べることがあったり、成人として一人前の戦士になるための儀式として少年に女性を食べさせるなどが行われていたそうです。 まあ、それらは古代の話ですが、現代でも男性には多少はそのような古代的な野蛮さは残っているのでしょう。 実際にデータとしてあるのですが、スポーツ選手の多くは、試合前の緊張状態の時は性的興奮も高まっているそうです。特に格闘技やサッカー・ラグビー・アメフトなどの肉体的な接触が多いスポーツをおこなっている選手には顕著に見られるようです。 そのようなスポーツ選手でなくても、男性は女性よりは格闘技などを観戦することを好みますし、それは男性同士の殴り合いだけでなく女性が血を流していることに興奮するのも同様の習性で、男性本来の本能であり遺伝的な特徴と言えるかもしれません。 ただし、それはあくまでも現代の倫理観として、行き過ぎれば犯罪になります。 異常だとされる所以は、本能を抑えるのが理性であり、理性で自分自身を律していかなければならないのが現代人の義務です。 理性で本能をコントロールするのは、第一に「異常だ」とか「精神疾患」というレッテルを自分自身に貼ってしまうのではなく、性的サディズムが生まれる背景についてしっかりと認識することです。性的サディズムが本能的なものであるからこそ、それが生まれてきた経緯を知識として認識することで、自分の性欲が異常暴走することをコントロールできます。
お礼
「性的サディズム」と呼ばれる現象って、特殊なことではなく、そういう普遍的な構造があったのですね。 受け止め方が違ってきました。 ありがとうございました。