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白木への墨書
白木へ墨書すると滲んでしまいます。滲みを防止する方法を教えて下さい。
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類似の過去問に回答していますので部分転記&追記します。 「板面に墨で文字を書く」場合の対策: 1.板に呉汁(ごじる)を塗り、乾いてから墨筆する. 2.砥の粉をを塗り、乾いてから墨筆する. 2.墨に膠を混ぜる. 墨書の滲み止めに 古来一般的に行われたのは呉汁を用いる方法。 ・木肌に呉汁(ごじる)を塗り充分乾くと白い地肌になります。その上に墨書します。 墨書した木製の看板や表札や額の類で木地の肌が白いものがありますが、あれがそうです。 大豆の汁で頼りないようですが 年月を経て木質が痩せても墨痕が鮮やかに浮くほどしっかりします。 ・呉汁処理をすると木目に抵抗されず、筆の運びも滑らかになります。 ・呉汁は墨書の滲み止め、和服地の染料の色止めにも使います。 注:【呉汁】一晩水に浸した大豆をミキサーにかけ袋で濾したもの。 ミキサーのない時代は摺り鉢でした。 ・膠は単に固着度が強まる効果 結果的に滲みにくくなる効果も。 ・和紙のにじみ止めには明礬+膠で処理をする方法もあるようです。 *私も高校時代(昭和xx年代)には先生が作った呉汁を使いました。呉汁は生ものですから売っていないのかもしれません。乾いた呉汁の白が残りますがあれも風情の一つです。何れ消えます。 *書家の知人、表札屋の職人さん、東京ならば鳩居堂、などに詳細をお尋ねになったらいかがでしょうか。 卒塔婆を書くお寺さんや葬儀社でもよいかもしれません。ただ最近の葬儀屋はパソコンと専用プリンターで卒塔婆の印刷をするそうなので、いかがなものか。 *呉汁の代用品?⇒書画作品表装スプレー:KJ16-420 のこと: 呉竹のサイトに「表札などの木に…」も使えると書いてあります。 当たってみましたが残念ながら成分は不明。 http://www.kuretake.co.jp/faq/ *砥の粉も木肌に塗り木材の導管や微細木目を埋めるのに使用します。 これは砥石の微細粉末や焼粘土粉末など鉱物由来で 刀剣や刃物研ぎにも使います。 墨書用に最適な砥の粉の種類を知っておくことが必要。 砥の粉の種類によってはかなりの色が付くものがあります。 *表札作成に砥の粉を使用(図) http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:7Cmc0yABC24J:www.zs2.nisko.pl/a13_itohyosatu/10000031.htm+&cd=3&hl=ja&ct=clnk&gl=jp 2番目の写真・左側(砥の粉を塗る)⇒右側(乾いた砥の粉をふき取る) ついでに: 墨には元来膠が使われている. 墨汁は膠や合成樹脂が使われている. 墨汁は人口炭素粉が使われている. などを踏まえて呉汁にせよ砥の粉にせよ試行錯誤が必要です。
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- trytobe
- ベストアンサー率36% (3457/9591)
あらかじめ、「砥粉」(とのこ)というものを水に溶いて、板の表面に塗っておきます。 板 毛筆 砥粉 OR との粉 - Google 検索 https://www.google.co.jp/search?q=%E6%9D%BF+%E6%AF%9B%E7%AD%86+%E7%A0%A5%E7%B2%89+OR+%E3%81%A8%E3%81%AE%E7%B2%89
お礼
早速のご回答有り難うございました。多忙で返事が遅くなって申し訳ありません。参考にさせていただきます。
- cactus48
- ベストアンサー率43% (4480/10310)
呉竹 書道小物 書画作品表装スプレーKJ-420と言う商品が販売 されています。通常は紙や布に使うようですが、白木でも使えると 思います。文具店なら買い求められるかと思います。 ちなみにメーカー希望小売価格は税抜き1080円です。
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