「ふきん」と「2枚の紙袋」
バゲットはイーストと塩と小麦粉だけで6時間かけて作る発酵食品、イーストがずっと生きているのですね。焼き上がりのパリパリ感を損なわないために、買ってきたらすぐ食べる、残ったら「ふきん」で包むか、紙袋を2重にするかして、とにかくイーストの活動をさえぎらないことです。でもこれも翌日までの保存法です。
「焼きたて」が一番
フランスと日本では湿気度が違うので、同じ材料でも味が全然違います。フランスではまず買うときに食べきれなさそうな時はドウミ・バゲット(半分)にしてもらいます。日本みたいに袋に入れてくれることは皆無で、小さな紙切れを腹巻のように巻くだけ。ということはバゲットの保存という思考がないのです。フランス人は焼きたてを買いに朝早くから並びます。ほんと、おいしいですよ。家に着く前にかじると最高!だから、とにかく、美味しい食べ方は、「焼きたて」を買って、「すぐ」食べるにつきますね。
買った当日のバゲットの美味しい食べ方は、バゲットを縦に2つに割って、美味しいバター(エシレ・バターのように)をぬり、美味しいジャムをぬる。フランスの朝食はこのパターン。これが一番バゲットの塩味に合います。シンプルがベストです!
では、残ったら、
パン・ペルデュ(フレンチ・トーストの一種)にするか、ラスクにするかが一般的。ガーリックトーストや
オニオンスープに入れるというのも美味しい。お夜食にはぴったりです。したにURLを貼っておきます。
ふきんや紙袋は翌日までの保存法、沢山バゲットがあるときは、バゲットとしていただきたいときは当日のうちにすぐ冷凍保存しかありません。ビニール袋にいれて保存、使うときはまずトースターを温める、バゲットに霧を吹きかけて、2,3分焼くとなんとかいただけますが、味がぐっと落ちるのは仕方ありませんね。食パンならなんとか大丈夫ですが、バゲットの場合は冷凍は最後の最後の手段です。