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保育料の自由化・入札制についての議論
- 保育料の完全自由化、および入園料入札制の導入により一億層納税者化が推進できると考えられるが、意見は分かれる。
- 一方で、保育園は貧困家庭への社会サービスでもあるため、料金の自由化には反対意見もある。
- 賃労働参画推進や納税者化推進の観点からは、一億層納税者化を目指すために保育料の自由化と入園料入札制の導入が有効と思われる。
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保育所に関係する諸問題の背景に当時の「措置制度」があるのではないか、という指摘は昔からありました。この結果、規制緩和の流れの中で「選択制度」が導入されましたが、保育所は「保育に欠ける児童を預かり保育するもの」という前提がありますので、「措置制度的な考え方」は今もなくなったわけではないと感じます。 ご提案の「保育料の完全自由化、および入園申し込み時に自分が負担する保育料を記入して入園申し込みをする「保育料入札制」の導入」は、この議論に一石を投じるものとして意義があると考えます。 ただし、多額の保育料を負担することが困難な家庭に対する手当てを同時に行わないと、「保育所に行ける子どもは、経済的に余裕のある家の子どもだけ」になってしまうおそれがあります。 また現在でも、多くの自治体で親の収入などによって支払っている保育料には違いがありますので、ご提案は実質的にこれとどう違うのか(保育料の上限がなくなるだけではないのか)という懸念が生じるかもしれません。 「一億総活躍社会」という名称には「進め一億火の玉だ」などという昔の標語をつい連想してしまいますが、それはさておき、「日本に住んでいる一人一人が、それぞれ自分の適性・能力を十分発揮して活躍できるような社会を目指す」ということであれば異議はありません。 もちろん、それはすべての女性に子どもを保育所に預けて外で働くことを求めるものではありませんが、現に働いている女性が子どもを預けられる保育所がないために、子どもを生むか働きつづけるかの二者択一を迫られるような現在の日本社会の現状は、大きく変革しなければならないと考えます。 現状のままでは、(とりわけ第2子以降の)出産を断念する世帯が増えて、結果として少子化がますます加速してしまいます。このためには保育士の待遇改善を含めて保育所の充実は喫緊の課題です。現在の保育園児の相当数は22世紀まで生きるでしょう。22世紀になったとき、おばあさん・おじいさんたちが「自分たちが過ごした21世紀初めの子ども時代は幸福だった」と思い出してくれるかどうか考える必要があります。
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>質問1 反対です 理由は、高所得者のみが恩恵を受けて、本当に保育所が必要な 低所得者には不利になる為です 今はどうだか知りません ですが、15年くらい前、私が二人の息子を保育所に預けていた際 保育料金は1ヶ月二人で7万円掛かりました その当時は、妻は正社員で自分で社会保険を掛けていたので さほど問題ではありませんが、もしパートで103万円の扶養枠に入っていたとします そうなれば、年間103万円に抑えようとすれば、1ヶ月の収入は 8万円弱に抑える必要があります 8万円の給料を得て、7万円が保育料金として無くなる訳です 働く為に保育所に預けているのか、保育料金を支払う為に働いているのか 判ったものではありません 本来、保育所が必要な人は、夫婦共稼ぎでなければ、生活が成り立たない人達です その人達を苦しめてどうするのか… 保育料が支払えなくて、二人目を諦めざるを得ないと言う人が居る事を忘れてはならないと思います >質問2 >一億層納税者化推進政策自体の是非に関するご意見も追加していただければと思います それは、国が予算を出し、保育士の給料を大幅に引き上げる事です 現在、保育士の資格を持っていても、保育所に行かない人が半数近く居ると言う事は御存じでしょうか? 保育士の給料は、他の業種に比べて低く抑えられています 労働内容は過酷なのに、給料は安いのでは、みな働きたくは無いと思います そこで、国が予算を投入し、保育士の給料を引き上げます 労働環境が改善すれば、保育士の資格を持っている人も 現場に復帰してみようと思うかもしれません そもそも、待機児童問題の最大の理由は保育所不足と言う事ですが 何故、保育所が不足しているかと言うと、保育士が圧倒的に不足している為です 保育士が居ないのでは保育所も作れないと言う訳です そうして保育所が増えれば、子供を預けられる家庭が増え 母親が働きに出る事も出来ますし、国が予算を投入する事により 二人目を諦めていた人が、子供をもうけ、少子化にも歯止めが掛かるかもしれません 正直な話、政府は参院前に低所得の年金受給者に3万円バラ巻くそうですが 爺さん婆さんにバラ巻く予算があるのであれば、そっちの方に使って貰いたいです そもそも、年金が足らないのは少子化が原因な訳で(勿論それだけはありませんが…) その場しのぎの対策より、問題の根本的解決の方が効果があると思います
お礼
ありがとうございます。 自分の子供の世話を他人様に頼むけど、その費用は自己負担したくないという考え方ですね。 >本来、保育所が必要な人は、夫婦共稼ぎでなければ、生活が成り立たない人達です。 年収2000万円以上の経済価値を生み出している女医さんの子供など、考慮する必要が無いというお考えでしょうか。 どうもありがとうございました。
- tzd78886
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やたら自由化されると大幅に手抜きをしたりするところが出てくる可能性があります。自由化と言うと聞こえはいいですが、利益最優先の考え方の経営者はどんな手段を取ろうとするか分かりません。法の隙間を縫ってとんでもないことをしようとする可能性もあります。
お礼
事業の自由を認めると、経営者は割ることをするに決まっているので、事業の自由度は与えない方が良いというお考えでしょうか。 キム・ジョンイルの政治であれば、自由化は認められませんので、経営者がとんでもない事をしようとする可能性もないですよね。 どうもありがとうございました。
質問1→基本的に賛成です。ただ気になるのは、保育士定数(0才3名に保育士1名等)保育士の確保に疑念が少し有ります。色々な定数を満たし経営方針に不備が無い保育園が増える事を切実に望みます。質問2→各家庭の事情も有ると思いますが、色々なケースで女性の労力は現実的に必要です。
お礼
>保育士の確保に疑念が少し有ります。 保育士が確保できない東京都心部あたりでも、園児の保護者が高い負担を受け入れることで、都市部で働く保育士には都市部なりの賃金が支払われるようになり、結果、需要と供給のアンマッチが緩和されるでしょう。 どうもありがとうございました。
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お礼
ありがとうございます。 >「保育所に行ける子どもは、経済的に余裕のある家の子どもだけ」になってしまうおそれがあります。 とのご指摘ですが、 「保育所に行ける子どもは、くじ引きに当選した家の子どもだけ」になっている現状とどちらが良いでしょうか。 たとえ話ですが、年収2000万円(=それだけ経済的な価値を世の中に与えていることになる)の女医さんが、妊娠したが、保育所のくじ引きに外れたので病院勤務を断念し、一方で、年間103万円程度の経済価値を提供するママさんの方は、くじ引きに当選して、間接的に税の補助を受けるという現実。 何とかしないといけないですが、どのような施策を取ると解決するとお考えでしょうか? もしなにかご提案があればぜひお聞かせいただきたく。